うなぎが好きであるが、

鮎の塩焼きの研究にと

 

 あちこち 出かける

今日は、旧知の店へと 足を向けたが

そこは水曜日の定休日とあり、

 

さらに北上して ナビをググると

昔、20年ほど前に一度だけ

入った店

 

 のれんには創業から130年とある

 

午後13時 客足はそれほどでもない

 

 いくつかあるうちの中丼に あゆの塩焼きを

注文した。

肝吸いが 肝なし・・・・だったとは

 

鮎をまず食べる

焼きは まあまあである

しっかり背に養殖の脂

 

 次 うなぎに移った

その瞬間 ?

皮の下が焼けていない

と ・・・・次の二枚目の尻尾が真っ黒の

炭化 

 もう客に出すレベルを超えている。

 

 タレの味もへったくれもない

4枚の内 2枚はとても食べられるようなものではない

 

 お勘定をしっかりお支払いして

尋ねた

「焼きは アルバイトさん?」???

店員は 慣れた表情で

「いえ」とだけ答える

 

 業連カードの受け取りもなにも

もう来ないだろう

 

その足で帰途につくが、

これほどに不味い うなぎは30年ぶりの事

 

 消える店もあれば

暖簾が惜しくも 消える店もあり

 

 鮎の塩焼きに手間取ったのか?

うなぎを見落としたのか?

 焦げは その火加減をいみじくも表現してしまう

 

 同じ料理人として

肝に銘じたい