前回「疑問」という点で書いたが、

その後 報道各社の中継は 相変わらずで。

他方 海外のメデイアは、今回の地震の脅威を

まざまざと報告している。

 

地上波ではみたこともない 道路の寸断

自衛隊の救援の様子を詳しく報道している

 

能登地方の地震活動は有感地震が1400回を超え

過去2018年からの有感地震でも震度3以上がかなり多い

このため、地盤が 脆く、今回の多数の倒壊に

見舞われたと推定できる

 

軟弱地盤は全国各地にある

 

建物の基本は「基礎工事」の強度によるところが大で

ある

幸い 家は、親たちが基礎に多大な費用と工期をかけた

「独立連帯基礎」を採用している

これはパイルという基礎杭を使わずに

地面からおよそ2m近い地下室状のコンクルート擁壁をまず

地面下 建築土台根太したに建設してできている

そのコンクリートもモルタルを鉄筋で支持法して固めてある

 

当時 近所の人は 「まるでビルでも建てるんか?」と笑ったそうで。

それは 先祖がかつて輪中地帯で洪水に流されたことの言い伝えを

聞き 自分たちで設計したのだと聞いている

 

その家に住んで以来50年

昭和51年に長良川が台風の洪水で

決壊した9・12 (45年前)

 

ほとんど住民が学校や小学校に避難した時、

うちは 単独で 家にとどまった

 

それは強固な砦となったからである

 

地震と 水害という差はあるが、

あの日 あの時

水、食料(缶詰)ガスボンベ、簡易トイレ、毛布、ラジオ、電池の

備蓄をしていたので

7日間を過ごしたことが思い出される

 

当時 水に浸かり、床上1・8m 自宅全面道路は2m以上の水深

に自衛隊のヘリにより 直接

缶詰や おにぎりを投下していただいた

ことを思うとき

 

能登の孤立地帯にも

一刻も早い援助が届いてほしいと願う

 

さて、今後 倒壊した家屋の解体には

普通でも100万近い費用と廃棄処分費の負担が

重くのしかかり、変形、軟弱地盤となった土地

果たして 復興へは 長い時間がかかることは

予想がつく

政府は 300万の支援金というが、これは解体撤去分で

終わり。

年配やご高齢者の方の生活基盤はどうなるんだろうか?

 

震災から10日 重い空気だけが漂う

 

募金や寄付が 横領されずに届くことをのみ祈る