晩秋の夕暮れは、非常に早く
16時30分には日が西の空に
落ちて
17時30分
すでに漆黒の闇
月齢はまた満月に近く
鮎もほぼいなくなっていた。
それでも
最終
調査捕鯨のように
いつまでいるのか?
探訪する気で
最後の網をはったのが
11月28日
川辺で会う同じ漁仲間に
「おまえんた。いつまでとっとるんじゃ。そんなに
捕るで、来年の鮎が昇ってこんくなるに」との声
今季は、最終局面にまた新しい仲間が
加わって
助かる
それはまるで 昭和の時代に
父といった
少年の心躍る
夜網の思い出にも似ている
「漁は根、そして漁は見切り」という
言葉がある
「紀の川の鮎師代々」という本の一節だ。
最後の網あげの後
岸に流れ着いた
仏花を見ると
鮎供養にいくことだなと悟る
今年も長良川の神に
深く感謝しつつ
納網とした。