僕らが、映画と映画音楽にはまったのは、60年代の生まれの世代。

クリント・イーストウッドが、マカロニウエスタン劇に登場した

「荒野のガンマン」や「夕日のガンマン」で。その圧倒的なガンさばきと

口笛とともに敵を打ちのめすシーン。

 その衝撃的な映像を際立たせるのが、

オリジナル・サウンドトラック盤の映画音楽だった。

 

自宅にあったビクターのステレオに、乗せるために小遣いをため込んで

せっせとレコード屋で買ったLP盤を大切に持ち帰り、プレーヤーの針を

落としたもんだ。

 

 その時にであったのが、巨匠エンニオ・モリコーネだった。

「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」  ロバートデニーロも良かった。

 

数多くの映画を見てきたが、

圧巻は、「シネマ パラダイス」だろうか?

映画撮影者のおじさんと少年の出会い

淡く切ない恋と映画に対する想い

戦争という重く苦しい時代

人々の暮らしの中で

楽しみがあった。

 

人生を豊かに暮らせるかどうか?

それは、いいものを良いと素直に感じることのできる感性

 

それこそが、人生の楽しみではないだろうか

 

僕は、まずこの音楽を聴いてほしいと思う。