新年明けましておめでとうございます。

昨年は、台風などの自然災害や凶悪事件が次々と発生し、心を痛める事が多い一年でした。

今年は、できる限り平穏な一年になることを心から祈っています。


昨年は、たくさんの患者さんと接してみて、改めて生きるっていう事は大変なことだと思いました。

皆さん置かれている立場はそれぞれ違いますが、毎日必死に生きておられます。

生きているそれだけでも、尊敬すべき立派な事なのです。

患者さんのお話を聞くたびに、厳しい世の中だと改めて思います。

肉体的な辛さ、精神的な辛さ、どちらも辛いものです。


せっかくこの世に産まれてきた以上、大変な毎日の中でも産まれてきた喜びを実感したいものです。

体をひどく壊したことがある方が共通しておっしゃるのは、健康が一番、お金持ちにならなくとも健康な体でありたいということです。

健康な体があってこそ、社会で戦っていくことが出来ます。

健康な体があってこそ、余暇を楽しむことが出来ます。

普段は健康であることに対する有り難みを実感する事は少ないですが、失ってみると健康であることが何より大事なことに気付きます。

そして社会で戦える体造りをする事が、後々の自分自身を救うことになり、生きやすくなることにつながります。

社会で戦える体造りも仕事の内なのです。



体を治していく道のりは、決して平坦ではありません。

楽をして体を治すことは出来ません。

体を治すためには、施術家と患者さんの方向性がピタッと一致しなければなりません。

そして何よりも良くなりたいという気持ちが重要です。

私ひとりの力では、どうにもならない時もあります。

箱根駅伝のように、施術の際は私はたすきを預かり、やるべきことをやって、施術が終わったら、たすきをお返ししますので、ご自身で出来る努力をしていただくことで、なんとか上がっていくことが出来ます。

受け身の姿勢は停滞を招きます。


二人三脚で地道に一歩一歩進んでいきましょう。

今年一年皆様にとって良い年になりますように。