母の長姉は
今も田舎の村で
お嫁さんと暮らしています。


↓ 伯母の記事




最近、この伯母が
認知症の症状がひどくなってきたと
聞いていました。

母が亡くなって葬儀を終え、
香典のお礼と無事終えた報告のため
お嫁さんに電話しました。

すると、お嫁さんは
とにかく認知症の老人との
暮らしの大変さを
息せき切ったように
言い始めました。
ぐちですね。

お嫁さんにとって
伯母は姑なので、
根底に色々な確執があるのでしょう。

同じ話する…
歩き回る…

これが、
とにかく大変だと、
色々なエピソードを交えて
話してくれました。

大変だ!大変だ!と
言うのだから、
実際大変なんでしょうね。

私は、
お嫁さんをねぎらいつつも、

でも、
まず聞いて思ったことは、

伯母さんがかわいそう…
ということ。

さらに、
もっと優しくしてあげてほしい
とも思いました。

そして、
このお嫁さんに
毎日毎日、
嫌味を言われたり、
事あるごとに叱られたり…
邪魔にされている伯母が
不憫に思えてきました。
大好きな伯母が
叱られている姿を想像すると、
いたたまれなくなりました。

認知症の老人を
叱っても仕方がないし
正そうとしても無理だし
そういう病気なのだから


でも、私自身は、ふりかえると、
特に母には
散々叱ったり激しくバトルを
してきたし、
認知症+精神病の母のことを
そういう病気って
なかなか理解できなくて、
いつも怒っていました。

立場が変わると
こんな風に思うなんて、
都合がいいですね。
こうして思うと
母にはかわいそうなことを
しました。

私は今、介護生活を卒業して
冷静に振り返ることができるので
伯母のことをより不憫に
思うのかもしれません。

まあでもとにかく、
伯母と長く同居して
伯母のお世話をして
くださっているのだから、
お嫁さんに感謝しないと。
いじわるなお嫁さん、って
思ってはいけないな。

私はこのお嫁さんの気持ちもわかるから、
心を込めて

大変ですね、
本当によくなさってますね
ご無理なさらぬように

と、ねぎらいました。


そして、
これからも、介護のグチなどを
私でよければいつでも聞こうと
思いました。
話すことで少しは
お嫁さんのストレス発散になれば
伯母に対して
多少でも優しくしてもらえるかもって
期待しつつ。