葬儀告別式が無事終わり、
次の日、
施設の父の部屋を
引き払うことにしました。

施設側は、急がなくていいですよ、
って、言ってくれたけれど、
部屋代その他諸々経費は、
日割り計算で発生するし、
なによりももうここに来たくなくて、
一刻も早く退所したかった。

トラックで一気に荷物を運び出し、
あっという間に終わり、
無事退所です。

スタッフの皆さん、
特に看護師の山下さんと
介護士の藤野さんには、
父だけでなく、私も
支えてもらいました。

もうミカさんにお会いできないのが
さみしいです。

なんて、最後に言って下さいました。

私もさみしいけれど、
私はもう2度と、
この施設の門をくぐることはないだろう。

もう、終わったのだから。

そういえば、ケアマネは、
父が施設の部屋で亡くなって
一度も顔を見せなかったな。
それどころか、
電話の一本もなかったな。
別に、お悔やみの言葉、なんて
欲しいわけじゃないけれど、
まったく、”無視”だったね。
最後にケアマネと話したのは
瀕死の父を外出させるように
言ってきたとき、だね…

事務手続きは、
後日本社の事務担当の方から
電話があり、
まあ、それで「完」です。

そんなドライな感じが、
私にはちょうどよかったから、
これで、よかった…です。


あれから、施設の前を通るたび、
父が、苦しんでいた日々を
想います。
施設の近くのスーパーでは、
父に食べてもらおうと、
色々見繕っていたことを
思い出します。

日々の暮らしの瞬間瞬間で、
ふと、父との想い出がよみがえり、
思いがけず、心が止まります…