ふるさと再生社長のブログへようこそ!!
このブログは、東日本大震災前に経営していたホテルの再建について・地域の情報・私の想いそして…再び故郷をどうにか元気にしたいと始めた「daigo cafe」のリノベーションの様子や日々のうつろいを徒然に綴っていくものです。
大震災で大きく軌道が変化しましたが、諦めず進んでまいります。どうか応援のほどよろしくお願い申し上げます。
大子は、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、過疎化率茨城県最悪の地域。
ここ2年ぐらいは、毎年400人強くらいの人口減で推移してます。
故郷である大子に帰ってきて、7年ほど過ぎた頃よさこいを大子で始め、以来茨城一の「よさこい馬鹿」の呼び名を欲しいままにし・・・(笑)
そのお陰もあって、地元のいろんな方とのつながりが広がったのでした。
そんなこんなで、このよさこいを通して今の自分の仕事である『ホテル河鹿園』とも出会うことになるわけなんですが、今までの仕事(実家のスーパーをやっておりました)とは全然の畑違い・・・
サービス業という意味では同じなんですが・・・
よく、お客様や知り合いに、「よく思い切ったね~」 「経験もなくて大丈夫なの?」みたいなことも言われるんですが、同じサービス業だし、お客様のことを第一に考えて、お客様の為になるようなことをしていれば、間違いないだろうと考えていたのです。
当初確かに、私の考え方は正しいんじゃないかと思っていました。
しかし、実際にやってみれば、そんな甘いモノではなかったのです。
設備のこと、メンテナンスのこと、宣伝のこと、お客様の安全のこと、・・・そのほかいろいろ今までの仕事にはなかったことばかりで、正直辛くて辛くて、「辞めたいな」 「何でこんな仕事始まっちゃったかなぁ~」なんて、宿直で一人寂しく夜を過ごしているときに感じて、涙が出てきそうになったことだってあります。
ですが、今までの仕事とは違い、お客様は遠方のお客様がわざわざ「時間」と「お金」と「労力」を使ってこの辺鄙な田舎町『大子』へ来て頂けるんです。
毎日来ていただくお客様の宿帳、車のナンバーを見て、本当に驚きというか、感動の連続です。
こうして来て頂いたお客様に、今、自分の出来うる限りのことをしなければならないし、また来たいと思って頂けるように頑張らなければと、改めてこの仕事を始めた意味を感じています。
この日本の空白地図みたいな地域、故郷大子に多くの方に来ていただいて、その良さを感じていただき、第2の故郷と思っていただけるような活動がしたい。
そんなことから始まった『よさこい』
それが仕事に結びついたモノになればと始まった、このホテルが「仕事の夢」
そして、その活動&仕事が来て頂くみなさん・地元のみなさんのお役に立てるようになれば、というのが「私の夢」
最後に「故郷の夢」,
私が勝手に考えていることなのですが・・・
今の大子町は過疎、少子高齢化のまさに典型的な地域。
『何をやってもダメ』
『こんな過疎の町では未来に光を見出せない』
『若者は住めない』・・・などなど、
どちらかというと悲観的な見解が、多く聞かれてしまうのが現状です。
もちろん、頑張って努力している人はたくさんいます。そして成功している人もいます。
でも、この風前の灯だったこのホテルを大企業の力でもない、行政の力でもない、お金持ちでもない、貧乏な地元の若者(異論はあるかもしれませんが、若者とさせていただきます、笑)が、頑張って再建して、たくさんのお客様に来て頂けるようになって、たくさんのお金を落としてもらえるようになって、たくさんの地元の人を雇用出来るようになったら、どうでしょう?
過疎だ、少子高齢化だ、不景気だといってあきらめている人達に微かではあるかもしれませんが、「頑張ればまだなんとかなるんじゃないの?」 という光を見出せるようになるような気がするのです。
そう、それが「故郷の夢」になるのではないかと考えているのです。
ですから、根性なしで、弱虫で、平凡な才能しかない私ですが、頑張っています。
どうしても、この故郷を元気にしたい、故郷の夢を実現したい、そして、子供達に光り輝く未来を残してあげたいと思うから、頑張りぬかなければならないんです。
よさこい大好きで、チームを立ち上げ、チームの中心で練習だってずっと続けて、イベントなんかは皆勤賞だった笠井は、現在そのよさこいからももかなり遠ざかっています。
もちろんやらなければならないことはやってるんですが、以前の笠井からは考えられない状態です(笑)
笠井はこれからも頑張ります。
高級旅館にはない、高級リゾートでは味わえないような雰囲気で、みなさんが日常の疲れを癒し、また明日への活力が心の芯から沸いてくるような過ごし方が出来るよう、努めてまいります。
もっともっと、多くの皆さんに大子へお越しいただきたいんです。
もっともっと、たくさんの人に故郷を感じていただきたいんです。
もっともっと、たくさんの人に癒されて、明日への英気を養って頂きたいんです。
まだまだ発展途中ではありますが、そこには、みなさんの第2の故郷が待っていますし、故郷の夢があります。
ぜひ、故郷大子にお越しくださいね。
本当に心の底から、お待ちしてます。
そして、これからどんどん変わっていく大子町、楽しみにしてくださいね~!!