今回は、秩父市吉田で行われる龍勢まつりへ行き龍勢を見ることが主たる目的であった。
10:15に西武秩父駅集合、10:20に駅前のバスに乗車し会場へ行くという予定であったが、この日龍勢まつりへの来場者や秩父での登山者によって電車が大変混雑した上、秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の影響もあってか、バス乗り場も驚くほど混雑し、予定より遅れての集合となった。駅前では「あの花」龍勢まつり記念乗車券が売られ、「あの花」関連のパンフレットやポスターもあった。
やっとバスに乗車し、40分以上かけて山道をゆき、龍勢会館には11:50頃に到着した。ここから会場まで歩き、秩父市で用意して下さった来賓席に着いたのは12:00を過ぎていた。昼食を食べつつ、龍勢を鑑賞し始めた。
龍勢は約20分ずつの間隔をもって発射される。まず十数名がロケットをもって発射台のもとまで行き、準備をする。威勢の良い力強い口上が述べられて、点火されると、ロケットは勢いよく煙を発しながら天に昇っていく。天高くまでのぼっていったロケットは、上空で弾けて色とりどりの煙や落下傘といった仕掛けが披露される。こうなれば成功であるが、高くまで登りきらずに弾けてしまったり、空中分解してしまったり、失敗するものも少なからずあり、悲しく残念な気持ちになった。初めて龍勢を見たが、想像以上の勢いで、驚くと共に感動した。少々残念だったのが、この日の天候が曇りであったことである。快晴であれば、ロケットの煙が空と同化せず、青空に映えてさぞかしキレイだったろうと思った。また風が強く、ロケットが流されていく姿が見られた。
龍勢まつりは1年に1度の一大イベントであるから、打ち上げる人々はこの日のために準備し、大変な努力をしてきたのだという。特にまつりの前の1カ月は相当な苦労をなされるという話であった。しかし、打ち上げが成功するかどうかは、少しのタイミング等に左右されてしまい何度やっても難しいものであるという。成功するとうれし涙、失敗すると悔し涙となるのである。また、山中に落下した様々な仕掛けやロケットの残骸は、大きなものは後日回収されるということである。
このまつりは、予想以上に人が多く、屋台の数も結構なものであった。屋台の中には、「あの花」のグッズなども売られており、「あの花」の法被やTシャツを着た人がたくさん見受けられ、中にはコスプレをした人もいたのは驚きであった。アニメの効果というのは大きなものであるということを、身をもって感じた。また、毎年タイとの交流によってタイの方々の席が用意されているということであった。
阿熊の現町会長さん、前町会長さんにあいさつしお話をした後、16:30頃龍勢会館をバスに乗って出発し、17:30に飯能行きの電車にのって西武秩父を出発し帰路に着いた。
龍勢は想像以上に迫力があり、この地域にとって重要なまつりであるとわかった。「あの花」の影響もあり、多くの人々にとって魅力的なものとなっていると感じた。交通の便の悪さ等がネックであるが、他にはないまつりであるし、外にアピールできるものだと思う。(AS)
