2023年10月23日（月）快晴

新潟県中越地震から19年

　2004年（平成16年）10月23日17時56分、あたりはすでに暗くなり、町は夕方の食事や、風呂などくつろぎの時間帯でした。その日新潟大学の教授が地域の集落センターで植物の講演をされるということで、私は出かけようとしていた矢先のことでした。

　突然、グラグラと大きな揺れに襲われました。幸い家族は誰もケガすることなく、避難出来ました。後で調べてみるとあれだけひどい揺れだった割には、我が家には大きな被害はありませんでしたが、段差ができて走られなくなった道や、飛び上がったマンホール、亀裂が入って無残な姿の道路、そして大きな被害を受けた道路など、地域全体には大きな被害がありました。

この地震の後しばらく大きな余震が続きました。余震の前触れにゴーという大きな地鳴りがして、そのあとに揺れがやって来ました。

　私はこれほど大きな揺れを経験したのは１９６４年の新潟地震以来ですが、その間日本列島はいくつもの大地震に襲われてきました。その都度大きな被害が報じられて、改めて地震列島の危うい足元が感じられます。

魚沼三山雪化粧

　扨て、その前日のことになりますが１０月２２日は晴天となりました。雲が切れると魚沼三山は雪化粧していました。里では紅葉が目立ち始めたばかりですが高い山では雪の便りが聞かれるようになりました。

信仰の山八海山（1778ｍ）

八海山の標高は、通常一番標高のある入道岳1778ｍが使われています。ちなみに右側の薬師岳は　1653.7ｍ、千本檜小屋も概ねその位です。

八海山

　よく高い山に３度雪が降ると里に雪がやってくるといわれます。八海山が雪を頂くのは今シーズン２度目です。通常ですと木々が紅葉し、木枯らしに葉を落とし、そして初雪といった順番なのですが、時には葉を散らす前に雪に降られることがあります。

下の写真は何年か前の雪の風景ですがイチョウが葉を散らす前に雪に降られました。

　いつもの年の事ながら気になる季節、今年の雪の状況は、と気がもめます。

落葉前の降雪(数年前）

柿の実がたくさん手に入りました

　先日、カキの実がたくさん手に入りました。やや青みがありましたが日当たりの良いところはかなり色づいていました。

今年は山の木の実が凶作とのことで、熊がえさ不足から里に食べ物を求めてやって来て、熊の被害が多いいと報道されています。早めに木の実などは収穫してしまうようにとの行政からの指導もありまして、もいでくれとの依頼が友人に有りました。昨年に続いて今年もいただいて来たのでした。

昨年に続き今年もかなりの数です

　昨年はサワシ柿（醂し柿)と吊るし柿にしました。醂したのは１００個ほど、それから吊るし柿は７００個ほど。吊るし柿は少々作り過ぎて一年経った今でも残ってしまいました。

今年も沢山あります

　今年も木の実の嬉しい季節、そしてナメコなどのキノコも盛りのようです。熊の動向も気になりますが、出来るだけ注意しながら、こうした山の幸に出会えられればいいなと、気を揉んでいます。

里の秋、高い山の冠雪