2023年03月05日（日）快晴

3月,弥生の空は

　３月、いつもの年ならまだ２m以上の雪の中に埋もれる魚沼市、でも少雪の今年はとうとう１ｍを切りました。

　そんな少雪の年にはやはり春は早く訪れてくれますね。３月３日桃の節句の日、雪国魚沼でもいろいろ行事が行われているのでしょう。お隣の南魚沼市の浦佐ではコロナで中止されていた越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭も催されたようです。

　この祭りは、日本三大奇祭の一つ。この毘沙門堂のある普光寺は毘沙門堂は大同二年(807年)平城帝の御代、坂上田村麿将軍が東夷征討のおり、国家鎮護のため建立されたとあります。

私どもの里山詣

　私どもの里山詣では相変わらずです。3月5日、この週には見事に天気予報はおひさま模様のオンパレードです。快晴予報の日曜日とあっては、里山の混雑が予想されましたので、比較的歩く人が少ない鳴倉山です。

　出発は「響きの森公園」里山地区の入り口７時半、世界はまだ霧の中です。一本杉を過ぎ鳴倉方面に霧の中を進みます。

霧の中を歩きます

　鳴倉方面分岐の手前で咲き具合の確認をしますと、蕾がだいぶほころんできれいな顔を見せてくれました。

花に霧氷がついています

分岐から鳴倉方面に向かいますがまだ霧は晴れて来ません。その霧の中を斜面に取りつき登っていますと、途中でようやく霧の上に出ました。

霧の上に顔を見せた大力山とその背後の八海山

　霧の上に出ましたら、正面に鳴倉山を見ながら歩きます。出発して２時間近くで到着。

山頂ピークは狭いので手前の広場でコーヒータイムです。

鳴倉山頂に立つ山友

　今日は晴天とはいえ遠くの山々は少し明瞭ではありません。それでも３６０度眺めながら飲むコーヒーは格別ですね。

魚沼三山、手前に笠倉山、さらに手前に黒禿の頭

　ひとしきり歓談していますと。向かいの大力山にも数名の人影があります。

　それから鳴倉頂上にも黒い影、もしや明神コースから登ってきた人影かと思いましたが、どうやらこれはカラスの影でした。

山頂に飛んで来たカラス

１０時半、下りに掛かります。登るときは苦労する斜面は下りには快適です。　

きょうの山友たち、集落めがけて下ります

　快適に下って来まして、ただ一つの難所の坂も何とか下り終えて、一本杉には向かわず、百八灯山方面に下りました。下る途中先日のマンサクの花を覗くと、花はだいぶ進んでいました。ガクの色が濃い紫色のこの辺りで錦マンサクと呼ぶマルバマンサクです。.

マルバマンサク（その1）

マルバマンサク（その2）

登り始めてから４時間、集落に着きまして今日の里山詣はおしまいです。

春の便り

それから春の便りをもう一つ、先日今年の初物のフキノトウを頂きました。それから鰍が手に入りましたので、おいしく春の便りをいただきました。

水底の忍者鰍（カジカ）

フキノトウの天ぷら、鰍の天ぷら

　弥生の空の下、身の回りに一つ、また一つと春が増えて行きます。

3月,弥生の空は