facebookとInstagramに販売再開と新作についてのお知らせを投稿した。


このブログでは、今回すべての基点になったと言っても過言ではない、ほぼ5年越しでようやくアクセサリーにして身に着けるところまで辿り着いた思い入れたっぷりの石について思う存分綴る。




石に突如惹かれるようになった2018年3月。

初めて石のお話会なるものに参加したのが同年9月。その時、このトーラス型の水晶に初めて出会った。アクセサリーの形にしたのはつい最近のこと。会場では石だけの状態で、他の色々な石たちと一緒に並べられていた。


当時はピンとくればほぼ手当たり次第にバンバン買い漁っていたが、なぜかその石にはとても惹かれているのに衝動買いする気にはなれなかった。
その水晶は右巻きと左巻きの2種類あって、もちろん見た目は同じ。

その後やはり心残りで、1年半くらい経った頃、もう一度会いに行った。でも当時はまだ、触っても右巻き左巻きのエネルギーの違いが判らなかった。そんなことすら判らないのにこの石を手に入れるのは石に対して失礼なように思って、また購入を見送った。

そして3度目の2022年12月。
色々な経験を経て多少はエネルギーを体感できるようになり、客観的な視点も欲しくて自分よりエネルギーがよくわかる友人にまで付いてきてもらい、満を持して会いに行った。

どちらも体感としてはいいのだけど、今度はハッキリと違いが判った。
左巻きは、小春日和におばあちゃんちの縁側でのんびり日向ぼっこしているような、まるごとふんわり包まれているような安心感。
右巻きは、潜在意識の奥底から勢いよく湧き上がる生命力の渦の中心に居るみたい。少し驚いてそのまま触れていたら、まるで背中をグイグイ押されるかのような感触があった。それがなんだか心地よく、今の自分には断然こちらだという確信を感じた。

この体感というのは個々の性質やその時々の状況によって変わってくるので、人それぞれ感じるものは違うと思う。

最終的には自分の体感で決めたけど、決断にこんなに慎重になるのは自分としてはかなり珍しいこと。
購入してから4ヵ月ほどはどう巻いていいか思いつかず、紐で括って首からぶら下げていた。あまりにもスベスベに曇りなく磨き上げられているので、ワイヤーで目に見えない細かな傷がついてしまうんじゃないかというのもあり。

で、ようやく巻き上がったのが2023年ゴールデンウィーク終盤。なかなか巻けずに紐だけで括ってぶら下げてた時よりも、同じ石なのに予想以上に深く馴染む。その上それを基点として新たな発想が続々と湧いてきた。

ちょうどそれと同時ぐらいに家族関係で強烈な『禊』が到来。つい数日前ようやく浮上の兆しがみえたところ。
石に魅入られて以来の5年間で、エネルギーの強い石がツラいと感じたのは初めてのこと。だけどこのネックレスだけは使いやす過ぎて、きづけば完成以来ほぼ毎日着けている。どんな服装にも、他の石アクセサリーと重ねても、違和感なく馴染む。

今までどちらかと言うと石はパワフル至上主義みたいな傾向の自分だったが、おかげで調子がいい時もよくない時も無理なく馴染むことの大切さが身に染みた。これからはそういう視点も心掛けて制作していく。


ついでに、アクセサリー作家としての自分の『立ち位置』は


ワイヤーの人ではなく
マクラメの人でもなく
わたしは『石の人』です
なので石の質や組み合わせこそが命です
そのためにワイヤー・マクラメ両方とも必要です
石の組み合わせから生じる光の音階を調律します
色というのは別名「可視光線」最も身近な光


新作は順次Instagramに掲載予定。