みらいのばっく! | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

ハナが毎日取り組んでいるドリル。(リトルくらぶ)

こないだはこんな問題がありましたの。


問題:がっこうからかえるとちゅうで、おにいちゃんとわたしは赤いぼうしをみつけました。(略)
このおはなしのつづきをかんがえなさい


作文問題。
この手の問題、タロウのときは本当に苦労してねぇ~~。
ハナ、出来るかしら? 難しいかな?

と思っていたら…意外や意外、ハナはスラスラスラスラっと長文を書いておりましてね。

すごい合格


。。。。

その あかいぼうしを もちぬしに どどけました。

その かえりに ふしぎな ひとに であいました。

その人は ふしぎな バックを もっていました。

そのひとに はなしを きいてみると、そのバックは みらいに つづく とびらだったのです。

そのなかに はいってみると じぶんの みらいが あったのです。

おわり つづく

。。。。






つづく…!? お話の続きがあるの? 気になる!

お母さん、火って何から出来ているの?
「ハナちゃん、すごい!これ面白い!! このお話、続き、読みたい~~。書いて~~ラブラブ


と言ったら、

お母さん、火って何から出来ているの?
「えー!? べつにいいけど。しょうがないわねぇ」

ってw こんなの作ってくれた。



手作り本!小冊子?



タイトルついてます。「みらいのばっぐ!」





開くと、文章びっしり。

大作です!


ハナ作、「みらいのバッグ」。記録しておこうと思いますv

長いですが、当時の私のリアクションも一緒におたのしみください(笑)

。。。。。




きのう、わたしが 学校へいくとちゅう、みちばたに、小さなあかい ぼうしがおちていました。

そのあかいぼうしを もちぬしに とどけました。

そのかえりに、ふしぎなひとに であいました。

そのひとは、ふしぎなばっぐを もっていました。

そのばっぐは みらいにつなぐ まほうのばっぐでした!
  (落とし物の帽子を、拾って届けたら、「まほうのバッグ」になったのね!わらしべ長者だね)


そのなかにはいってみると、じぶんのみらいがあったのです。

それから、ざんねんなことに、そのひとは、どろぼうだったのです。
  (なんと!はからずも泥棒に出会ってしまった、と。ドキドキスリルとサスペンス!)


それをしったわたしは、おおいそぎで まちをはしります。

そこに、たっていたのは、みらいのかみさまでした。

そのひとに わけをはなすと、かみさまは たすけてくれました。

そして、かみさまに おちてた金をあたえました。
  (神様に、拾い物の金をあげちゃたの!? いいの!?)


そして、かみさまは、おおよろこびで もらいました。
  (しかも、神様は、喜んでもらっちゃうの(笑)!?)

そして、








かみさまは、わたしに ゆびわを くれました。
  (なんと、今度は指輪をもらったんだ。 アイテムがどんどん変化する~)

そのゆびわは きらきら ひかって いました。

そして、そのゆびわは ふしぎでした。

なんと、そのゆびわは、 かみさまを よぶことが できるのです。
  (魔法の指輪をゲットした!すごい!やったね~)

そして、一日 たちました。

かみさまは、 いなくなりました。

わたしが、べんきょうをしていると、がたがた おとがしました。

でも わたしは ほんが おちたと おもい きづかないで べんきょうを していました。
  (この辺の描写、いいね~リアリティがある!)

また がたがた していました。

わたしは、もうがまんが できませんでした。

だから 下にいってみると、わたしを おいかけてた どろぼうが いました。
  (キャーー!!見つかった!怖い!怖い!!にげてー!)


そして、とうとう、みつかってしまったかと つぶやいていました。

そして どろぼうが こっちにくると ゆびわで かみさまを よびました。
  (よかった!神様を呼んだのね!神様に助けてってお願いするのね)


そして かみさまに みつかった どろぼうは、かみさまと おもわず、こういってしまいました。

「おい かねを だせ」
  (泥棒、まさかの神様相手に強盗!!www)

ときいた かみさまは、おこりました。

そして まほうで ばつを あたえました。
  (そりゃそーだ)

そしたら どろぼうは にげていきました。

それで、かみさまは こう いいました。

「もうだいじょうぶよ♡」 
  (今、知った驚愕の事実。神様、女だったーーーーーーーヽ((◎д◎ ))ゝ)



ときいた わたしは こういいました。「うん」




 




そしてきがつくと おうちのべっとに ねていました。

そして こう いいました。

「ゆめ?」
  (まさかの夢オチ!?)


といいました。

そして、てにもったものを みてみると、ゆびわを していました。

そして、こう いいました。

「じゃない」。
  (わぁ、この描写おもしろいね。「夢?」とつぶやき、手に持った指輪をみて「・・・じゃない」。ハナはこのセリフ部分、実演もしてくれました(笑))

といいました。

ゆびわの ぼたんを おすと、かみさまがみえました。
  (夢じゃなかったのね! ボタンをおすと、神様が見えたのね!魔法の指輪。すてき。)


そして、うれしくて かみさまに もらった ゆびわを いっしょう だいじにしました とさ。

おわり。


。。。。。。


いやぁ、スリルあり、サスペンスあり、ドキドキ楽しいお話でした!

アイテムが二転三転するところは、なんだかゲームみたいで、面白いねぇ。

でも、最初にでてきた「まほうのバッグ」の伏線は…!? (笑)

結局最後まで出てこなかったり、ツッコミどころはありますが、1年生のハナがここまで面白いお話を書けるとは、私もビックリ。すごいすごい。







タロウのときには体験しなかった、この「物語作り」経験。

人によって得意が違うって、ほんとね…と、兄妹を見ていてもしみじみ思います。




私がハナの横で、キャーキャーいいながらお話を読み上げていたら、
彼女自身は「もうっ」とか言いながら、照れくさそうに聞いていました(笑)

彼女が次はどんなお話を作ってくれるのか!?
楽しみにしたいとおもいまーす♪


。。。


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