マララさんのスピーチに感動。 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

今日の朝日小学生新聞に、朝日中高生新聞の特別編集版が入っていました。

購読している6年生を対象に、ダイジェスト版がしばらく差し込まれる予定なんですって。

来年、中学生になったらどんな情報を読むべきなのか。
中学生や高校生は、どんな新聞を読んでいるのか、垣間みる事ができる…
背伸びしたい小6にピッタリの企画だと思います♪



「朝小」はニュースをより親しみやすく、わかりやすく読むことができる敷居の低い記事ってかんじですが、
「朝中(高)」は、子ども向けとは言いながらも、そこから一歩深めた、より深い記事だなぁと、読んでいて思いました。




特に今回の特別編集編にはですね、

「マララさんのノーベル賞授賞式でのスピーチ」


が原文(抜粋)のまま、対訳つきで掲載されていました。



もう、なんだか、私も、読んで感動してしまって…。泣いちゃった;

世界にはこんな人物がいるということ、
こんな事が起こっているということ、
世界の問題点、子どもにも是非教えたい!


ついつい、目の前の勉強や、テレビやゲームの話題などに流されがちな日常ですが、
子どもと一緒に、これらの深い話題に触れるのも大事だなぁーと思ったりしますよ。
新聞は良いきっかけですね♪










マララさんのスピーチはねぇ…、ほんと、いいですよ。

本当に、あんなに小さな少女なのに。覚悟を決めた人の、気迫と信念が伝わってくる。

キング牧師の演説に匹敵する、名スピーチと思う!!




興味がある人は読んでみて~。

マララさん平和賞受賞演説テキスト
(河北新聞社のリンク)


。。。

The empty classrooms, the lost childhoods, wasted potential?let these things end with us.

Let this be the last time that a boy or a girl spends their childhood in a factory.

Let this be the last time that a girl gets forced into early child marriage.

Let this be the last time that an innocent child loses their life in war.

Let this be the last time that a classroom remains empty.

Let this be the last time that a girl is told education is a crime and not a right.

Let this be the last time that a child remains out of school.

Let us begin this ending.

Let this end with us.

And let us build a better future right here, right now.



(訳)

空っぽの教室、失われた子ども時代、生かされなかった可能性。これらを私たちでもう終わりにしましょう。

少年や少女が子ども時代を工場で過ごすのは、もう終わりにしましょう。

少女が児童婚を強いられるのは、もう終わりにしましょう。

純真な子どもが戦争で命を落とすのは、もう終わりにしましょう。

教室が空っぽのままであり続けるのは、もう終わりにしましょう。

教育は権利ではなく犯罪だと少女が言われるのは、もう終わりにしましょう。

子どもが学校に行けない状況は、もう終わりにしましょう。

終わりにすることを始めましょう。

私たちで終わりにしましょう。

今ここで、より良い未来を築きましょう。


。。。





以前、こういった児童問題について、私もイラストを描かせていただいたことがありましたが、

児童問題は、貧困、無知、経済格差、抑圧的な宗教や慣習と絡んでいて、一筋縄ではいかない。

ほんとに根深いのよ~~。




過去記事 こちら



過去記事
「同情は是か非か」
「児童労働、という問題」
「子供兵士という問題と、問題解決のための第一歩」
「学ぶことのほんとうの意味」
「アフリカに学ぶ」


。。。



この記事も印象深かったです。
(朝日中高生新聞 12月特別編集版より抜粋)


(マララさんのスピーチでは)
世界の指導者たちにも覚悟を迫りました。 「リーダーたちは、なぜ自分の子どもが数学や科学の宿題をしているときに、途上国の子どもは基本的な読み書きだけできれば良いと思うのでしょうか。世界中の子どもたちに無料で質の高い初等、中等教育を保証するべきです」


。。。




本当ですね。

私たちは、自分たちの問題として、世界の事を、日本の事を、覚悟をもって、考えて行かなくてはならない。

目の前の問題しか考えていなくはないか?

自分のエゴで、自分だけ良ければいいと思って、近視眼的になっていないか?

そんなことを新聞片手に、徒然と考えてしまった、日曜の朝(笑)






さて、現実に戻って…

選挙にもいかなくちゃね。 そして仕事しよーっとw


。。。

お帰り前にポチッと。今日は何位?
お母さん、火って何から出来ているの?
クリックで応援お願いします。

携帯の方は こちら をクリック!