新しいジオ・コスモス!!
未来館のシンボルともいうべき、静止衛星から写した地球のリアル画像を写し出す、球型のスクリーン。
これは半年ほど前からリニューアル工事がされていてずっと見れなかったんですよね。
久しぶりに見る事ができて大変うれしかったです。
ちなみに
旧ジオ・コスモスはこちら(2009年6月撮影)
新ジオ・コスモスは、投影スクリーンが液晶パネルから、より小さくて高解像度の有機ELパネルに代わって、
ずっと高精細でキレイなスクリーンとなってました。
比べて見ると、その差は一目瞭然ですね。
YouTube で、未来館がリニューアルしたジオ・コスモスのメイキングビデオを公開してます。(こちら )
遅ればせながら点灯式の様子を見て、私もなんだか感動しちゃいましたw
。。。
もう一つ、私が未来館でリニューアルを確認したかったモノは、「天井」です。
未来館の天井って、震災で落下してしまったのですよね。
事故後の修復を行うについて、未来館はその反省をふまえ、
「天井は、想定外の事故で落ちてしまうのかもしれない。ならば、『落ちても大丈夫な天井』に付け替えよう」
というまさに目からウロコ的な、「抜本的な解決策」を講じ、事故が起こらなかった(天井が落ちなかった)ところも含め、全館においてすべての天井を改修したということ。
まさに、これぞ論理的、建設的、科学的な改善策!
感心いたしました。
リニューアルした「天井」に関する展示もありました。
<関連ニュース記事>
【想定外を想定した、落ちても安全な″新しい天井″づくりへ】日本科学未来館に聞く、3.11の教訓とこれからの科学
(ライブドアニュース)
質問: 天井が落ちた未来館は安全?
(未来館質問箱)
ここでは、「安全」という概念と「科学」は、どう向き合って行けばよいのか、その提案がなされているような気がします。
「想定外」と、どう向き合うか。
事故ありき、で考えるという危機対策。。。
「想定内」の危機に甘んじて対策をうつのではなく、
「安全であるだろう」という想定のもと行動するのではなく、
どう「最悪の事態」と向き合うか。
今、一番「最悪な事態」を想定すべきこと。
このご時世、特に、原発に関して強く思いますが、
「危機対策」に真面目に取り組む姿勢を、国や電力会社はもちろんですが、私たちも一緒に深く考えなくてはならないのではないかと、思います。
(そもそも原発問題は、「事故」だけでなく、数万年以上残る「放射性核廃棄物」の事まで考えるべきだと思いますが。その事もふまえ「最悪の事態」を考えると、私たちはどうすべきか、自明だと思うんですけどね)
エスカレーターに乗りながら天井を眺めると、
天井は巨大な恐竜の背骨のように見えました。
。。。
長くなっちゃったんで、もうちょっと続きます。
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