するとそこへやってきたタロウ。
私たちの描いていた塗り絵を覗き込み、
「ええっ、これ上手!ハナちゃんが描いたの!?」
とやたら驚いている。
「これ!このダダンダンの塗り方、ホンモノっぽくて上手ー」
だそうで。
ダダンダン↑
あ、ここ、ワタクシが塗ったところであります…。
わたしゃ子供といっしょの工作やお絵描きは、ぬるーく手抜き主義なもんでw
(参照記事「子供との工作で気をつけていること」 )
これも(一見すればお分かりになるとは思いますが)手抜きなんだけれどもさ。
そう?上手?ありがとう
これはね、グレーを基調にして、黒の影を入れたところが、本物っぽく見えたポイントかしら。
と説明しつつ。
うーん、でもさー、褒められて光栄ではあるのだけれども。
自分で塗っておいて、なんですけれども。
こういう塗り方って、ハッキリいうと、ちょっとつまんないのかもなぁーと、一方では思います。
だって、「ダダンダンは、こういう色合い」という、既成概念の元、塗ってしまっている訳でしょう。
本当を言うと、私は、こっちのハナちゃんのアンパンマンの塗り方のほうが好きなんだよねぇ。
だって、どうですか、アンパンマンの顔を緑と黄色のグラデで塗るなんて!!
私にはとうていマネできない発想。。(本気で)
ステキだなぁと思います。
大人である私…はつい、「コレはこういうもの(ダダンダンはグレー、アンパンマンは茶色)」というように、既成概念に添った塗り方を、してしまうのよねぇ。
でも、これ、普通の大人だったら、皆そうなんじゃないのかなぁ!? (一部の天才を除く)
その点、子供ってすごいなぁと思います。
「そこ、その色で塗る!?」とビックリするくらいの色使いをしてしまったりして、
そういうのを見ると「ヤラレタ、叶わないなぁ」って思ってしまうのね。
草は緑に、海は青に、雲は白に、アンパンマンは茶色に塗れと、誰が決めたのでしょう。
古代、色はまじない的・宗教的な意味合いを持っていたといわれます。
だから、古代の絵画のその色彩は、その色に込められた意味があって、だからこそ、その塗り方も、ある一定の「型」で決められていました。
しかし、現代において、私たちは色に対しての全くの自由を持っています。
自由なお絵描き、自由な塗り絵なのだから、自由に塗っていいはず。
ハナみたいに、感じるまま、自由なイメージで塗ったっていいのにね。
なーんて思っていたら、そんな私の横で、ハナがまた何やら描き始めた。
「ドラえもん」だそうです。
ドラえもん!!!
つーか、オリゼー?ww
- えほん もやしもん 「きんのオリゼー」 てをあらおう (えほんもやしもん きんのオリゼー)/いしかわ まさゆき
- ¥980
- Amazon.co.jp
「おお、良いじゃない!上手!」
なんて言っていたら、
「ママ、塗って」
と指令が…。
「えー、ハナちゃん塗ってよー!」
「やだ、ママ塗って!」
とひとしきり攻防がありましたが、結局は負けた。
しかし、なんだかんだ言いつつ、塗り絵って楽しいな。
ハナの塗り方はリスペクトしてるんだけど、結局は私の塗り方で塗っちゃう。楽しいから。
口はハナが塗りました。それ以外は私。
うーんやっぱり、どう見ても菌キャラだ…
ハナのおかげで、口に予期せずギザギザの歯が生えた。
こりゃー、病原菌キャラだな(笑)
インフルエンザウイルスかしら?
。。。
(追記)
「お受験」を経験すると、この「ノビノビとした発想を育てる」というやり方と正反対の指導に直面することがあって、ちょっと思い悩んだことがありました。要はバランスなのでしょうが、難しいですね。
こちらもご一緒にどうぞ
過去記事「フチ取りして、はみ出さないように描く?」
。。。
子供の絵には口出ししない主義w
本人が楽しく描く絵を応援したいです。
クリックしてくださいませ。
携帯の方は こちら をクリック!