大きいお姉さんの言う事にゃ・その1 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

以前、諸事情で某中学校(女子校)の文化祭にお邪魔したことがありました。

小学校にはない部活動の展示、発表、模擬店、などがあり親子でドキドキワクワク。
そんな中、「科学部」で実験イベントがあるということで、参加してみました。

科学部の実験室には、見た事のない実験器具がずらりと並んでおり、楽しそう!
そこでは科学部に所属している中学生達が白衣を着て、科学部の先生の監修のもと、チビッコ小学生たちの実験の相手をしてくれてました。

各実験台には、
『カップケーキを焼く』だの、
『プラ版に絵を描いてキーホルダーを作る』だの、
子供にも楽しめるような実験メニューが用意されていました。

そんな中、タロウが「これやる」と言って選んだのは
『ブロッコリーのDNAを抽出する』
という実験。

正直、あまり人気のある実験ではなかったようで、子供は全く寄り付いていなかったのですが

タロウキャー
DNA!ボク知ってる!やるーこれやる!」

だそうで。


彼のDNA知識は、何度もご紹介していますが、例によってこの本。

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人気のある実験ではなかったので、実験希望者は小学生2名のみで、あとは担当のお姉さんという、こぢんまりとした実験でしたが。
そんな中、中学生のお姉さん相手に、怖じ気もせず

タロウ楽しい
「DNAっていうのはねー、RNAっていうのはねー」

と、中途半端な知識(しかも微妙な説明w)を披露し、またまた得意がっていたタロウでありました。
彼の知識は所詮断片的で、間違っているところも多いのですけれど。

それでも、「これ知ってる!」という意識は、確かにその学問に対する苦手意識を低くし、ハードルを下げるのだなぁ、という事を最近しみじみと意識します。
以前も書きましたが、ハードルが下げれば、「好き」の気持ちも生じやすくなる。まずはそこからなのかな、と。

彼の場合は、「これ知ってる」という優位的な気持ちから、「好き」という気持ちに発展し、周りから「スゴイネ」と褒めてもらうことで、ますます加速しているような感じです。


ま、母の立場からぶっちゃけて言うと、まだまだ知識は断片的で、聞きかじった知識ばかりだし、思い込みもあるし、科学的な思考ができているかというとそうでもないんですけど!(笑)
でも、何よりも「好き」という気持ちが大きいので、これが大きなモチベーションとなっています。

この後は、科学的なアプローチ方法・・・つまり、実験通じた試行錯誤とか、自分なりの考察を展開してみたり、断片的な知識を総合して規則性や法則をみつけてみたり、が必要になってくるわけですが、その辺のスキルはまだまだ未熟な様子。
しかし、「好き」という気持ちをパワーにして、色んな人や先生に出会い、体当たりしつつ、前に進めばよいのかなーと。
母としては、そんな事を考えています。
まだまだ先は長いんですけどねw




さて、実験イベントでは、科学部に所属しているお姉さんが、子供相手に優しく説明してくれてました。
タロウはまた例によって実験器具を触りまくって質問攻めにしてましたが、優しい担当のお姉さんは、多少ひるみつつも(笑)、そんなおしゃべりも相手にしてくれて、有り難い限りでした。

お母さん、火って何から出来ているの?

注意力散漫な小学生男児には、ガラス製の実験器具を扱うのはかなりおぼつかない感じもしましたが、お姉さんの補助もあってなんとかクリア。


そのうちに、実験のなかで、待ち時間が生じました。
手持ち無沙汰になり、落ち着きなくウロウロ歩き回る子供たちを気遣ってか、担当のお姉さんはこんな質問をしてきました。



お母さん、火って何から出来ているの?
お母さん、火って何から出来ているの?
お母さん、火って何から出来ているの?
お母さん、火って何から出来ているの?



「さあ、どうしたらいいとおもう?」



長くなりましたので続きます。
さて、回答は!?


。。。
中学生と、小学生のやりとり。
私は背後でずっと、事の推移を見守っていました。
楽しい経験でした♪
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