10月7日 晴れ
久し振りに母の味を作りました
えごまは私にとっての
故郷の思い出の1つ
えごまのおはぎは
忘れられない母の味
故郷産のえごまを
姉に送って貰いました
朝市に出ている
知り合いの方に頼んで
えごまの収穫期を待って
手に入れて送ってくれました
先ずは
えごまをフライパンで煎ります
中火の弱火で
えごまを少しずつ
手早く
割り箸数本使って
右に左に
前に手前に
フライパンに入れて
手を動かしているとき
耳をそば立てると👂
プチッ!
プチっ!
えごまが爆ぜる音がします
2、3回音がしたら
すぐに火から降ろすんだよ〜
子どもの頃の
母の声が聞こえそうです
えごまは
粒が小さいので
すぐに火が通り
うっかりすると焦げてしまいます
焦げたえごまは
苦味が出て
美味しく食べられません
貴重なえごまを煎る時には
のんびりや
うっかりは
していられません
煎ったえごまをすり鉢に移します
今日は100g煎りました
次に
えごまの粒々が無くなるまで
スリコギで摺ります
粒々が無くなったら
そこに
砂糖と塩を加えて
よく混ぜる
砂糖は花見糖
上の倍の量にしました
アバウトに入れてしまいますが
えごまの量の7〜8割位
好みで増やしても良いです
味を見ると
甘さの中に塩味が効いています
ここまでで
えごまは出来上がり〜!
餅米を炊きます
餅米2.5カップに
水を1.1倍にして
普通に炊飯器で炊きます
炊き上がり〜!
塩小さじ1を加えて
熱いうちにスリコギで搗く
塩水で濡らした手に取り
丸めて
先ほどのえごまの中に入れて
転がし
周りにえごまを付ける
えごまを塗したら
器にとっておきます
形を整えて
えごまのおはぎ
出来上がり〜!
おはぎといえば
甘い物
小豆の餡
きなこ
黒胡麻
きなこの中に餡が入っている物
都会で売っているおはぎは
ほとんどがそんなおはぎです
ところが
私の故郷の母の味は
香ばしい甘さの中に
塩味も効いていて
見た目では想像できないような
美味しさです
胡麻のおはぎのようなくどさはなく
さっぱりしているのに
香ばしくて美味しい
勤めていた頃
同僚に作って持って行ったことが
ありました
見た目に驚いていましたが
一口食べて
美味しい〜!
初めて食べた〜(^O^)
って言ってました
婿殿に初めて食べて貰った時
蓋を開けた途端
口から出た言葉は
なんだったと思います?
それは
なんですか?
この泥団子みたいなのは〜?
でした
恐る恐る食べてみて
うん!
あっ、美味しい…
それ以来
婿殿の子どもも
他の孫たちも
このおはぎを
楽しみにするようになっています
孫くんは
ママに
おばあちゃんが居なくなる前に
ちゃんとレシピ教えて貰っといてね
なんて言っていました
そうそう
今ではえごまと言っていますが
子どもの頃は
あぶらえって言っていました
その油のことを
えの油と母が言っていました
私の故郷のえごまは
粒が小さく
茶色い色をしています
以前ネットで取り寄せたら
白っぽい
皮の厚いえごまが来ました
確か北の方産でした
次にこれではないと探したら
三重県産ので
これは故郷と同じでした
飛騨地方や
信州地方や
三重地方のえごまは
小さな粒の茶色い色をしていました
北の方では
白っぽい皮のえごまのようでした
私は
茶色い小さな粒のえごまの方が
好きです