本日は、女性参画による地域防災セミナー
〜近年の災害から学ぶ女性視点の地域防災〜
を受講しました。
講演①
「大雨災害からいのちを守る〜自助・共助の力を高める〜」
講師:佐藤洋平氏(日本赤十字社 佐賀県支部)
講演②
「女性の視点をいかした災害に強い地域づくり」
講師:阪本真由美氏(兵庫県立大学 減災復興政策研究科 准教授)
印象に残った話としては、避難の有無として60代の避難率が悪いということでした。
その理由について、特に60代の男性の傾向として、まだまだ体力に自信があるという点と、バリバリ働いてきて、定年後に少しずつ地域との付き合いが始まったばかりで、地域との関係性がまだ薄いという点を挙げられていて、なるほどなぁと思いました。
もう一つ。
ハザードマップについてでした。
地域のハザードマップを小中高生が知らないとの指摘。
学校で避難訓練をやっているので避難所などは知っているが、ハザードマップを教えていないという意外な現実があるようです。
この点、私の地元ではどうなっているのか現状を調べてみようと思いました。
そしてなにより、小さい子どもを連れての女性の避難の大変さを改めて認識させていただきました。
また、避難所における配慮の大切さもそうですが、家事にしろ、仕事にしろ、子育てにしろ、災害による「上乗せ労働」という負担や、ストレスの問題を指摘されていました。
災害による環境変化は大きな負担となりますが、そのあたりへのサポートへの認識が足りていないようです。
避難所をめぐる課題や女性の視点を活かした改善提案、避難所外避難者の救済などについて沢山教えていただきました。
いずれにせよ、災害から命を守る、そして、災害に助かった命を守る。
そのために自分に出来ることをしっかりと取り組んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。