1月13日マチネ、発の三上博史歌劇を! | S美先輩の観劇・エンタメブログ

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映画やドラマ好きに始まり、韓国ミュージカル沼、さらに日本の舞台にもはまってしまった私。日々思いついたことを綴っていきます!


1月13日マチネ、今年初の観劇は、これも生舞台は初めての三上博史さんの、三上博史歌劇!ドラキュラのキャスケが決まらないから、日本の舞台のチケッティングがなかなかできず、そんな中でもこれはみたいと押さえた作品。場所も初めての紀伊國屋ホール。昭和な香り満載のいい感じの箱。



ドキドキしながら席で待つと、ライトが消えたかと思うといきなりの爆音!ああ、これは歌劇だったのねと気づくあたし。まさにやばい舞台、ヘビメタ?かとおもわんばかりで衝撃的だった。日本の演劇を見始めたのは、コロナ禍以来、寺山修司さんのお名前は知っていても、どんな作品なのかは全く未知。

暗闇の中から現れた三上さんは、拡声器でヘビメタのように歌う姿。プラチナブランドのロングヘアに、パンイチにブラジャー、うすいはおりもの。唇にはグリーンのリップ。その姿で昭和歌謡を歌い、寺山修司さんの書いたセリフをかたり、踊り、叫ぶ。



ドラマや映画での姿しか知らないあたしにはものすごく魅力的で、ヘドウィグの姿に重なる。



数年前、丸山さんのヘドウィグをみて、とってもモヤモヤしたんだけれど、これ、これがヘドよ!と思う三上博史さんの姿。もう比べものにならない。この人のヘド見たかったわ!と心から叫ぶ。


パンイチの次は真っ赤なドレス


そして真っ赤な髪も。きっと寺山修司さんの作品を理解していたら、もっと違う感じ方をしたのかもしれないけれど、理解できないくせにものすごく心に刺さるセリフと歌の山。どこで拍手をするのか、どこで終わったのかもわからない作品に、心かき乱され脱力でした!来月配信もあるとのこと、お時間あればぜひ!観ることができて幸運な一本でした!