7月25日ソワレ、レミゼラブル の川口ジャベールの東京千秋楽! | S美先輩の観劇・エンタメブログ

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映画やドラマ好きに始まり、韓国ミュージカル沼、さらに日本の舞台にもはまってしまった私。日々思いついたことを綴っていきます!

7/25ソワレ、東京で最後のレミゼラブルに行ってきました!
思えばこんなに日本で同じ作品をみることになるとは・・・。ソウルではよくあったけど、まさかの日本で!
でした。もはや母国語で作品をみることの喜びを知ってしまったからなぁ。しかも日本のレミゼラブルのクオリティは高すぎるもの。
劇場前でお友達と合流し、なかへ。
劇場内には9月からシアターオーブで開幕予定の「オリバー!」のポスターが!
大好きな市村正親さん主演の作品、もちろん観に行きます♪
 
そして!今週キャストのアナウンスがあったミスサイゴンのポスターも!これは1年後に帝劇で。
これも市村正親さんのエンジニア見たさに必ず行きますよ^^。なんだか帝劇一階、いっちゃん祭り?(笑)
 
さて、この日のレミゼを選んだのは、大好きな川口さんのマッコンだから。幸いにも日曜だからためらわず
チケッティングしておりました!さすがに平日マチネは無理だもの・・。これもご縁。
今回初めてのキャストも何人もいらっしゃいました。
シュガー佐藤さんのジャンバルジャンは初めて!コンサートで歌を聞いたことはありましたが、バルジャンでみられたのはラッキー。川口ジャベ一択だと、なかなかいろいろなキャストでは難しいのよね~。
佐藤バルジャン、やっぱり声がよい!そして歌がうまい!それがマッコンだからかもしれないけれど、
声が裏返るほど張り上げて歌うのは胸あつ。まだ35歳のバルジャンなので、あたしにとっては男の子な
年齢でいらっしゃるのですが、歳を重ねたマルジャン時代の2幕のほうがよいではないか!と思わせ
るのがすごかったです。これから歳を重ねると、さらに良いバルジャンになりますよね~^^。
舞台観てから気づきましたが、ガブローシュがみんな大好き俊吾君でした!俊吾君、子役とは思えないほどうまい^^。ほかの作品で見るのも楽しみな男子です。
エポニーヌは生田さん。なので男子トイレの列が半端ない!階段までいってさらに折り返すなんて、びっくり。さすがはアイドルです^^。
 
やっと2度目を見ることができた、和音ファンテ。あの、はかなく透き通った、幸薄い歌声に、1幕から
涙・・。和音さんのファンテ―ヌが一番好き。母の愛であふれつつ、あまりにも哀れで‥(涙)。
みんな大好き龍之介アンジョルラス。相変わらずの歌のうまさと長身で、華やか~。あの歌い方で、アンジョの誠実さ、純粋さがさらに際立ちます。次拝見するのは、まさかの「北斗の拳」でしょうかw。
きっといつの日か、ジャベールで観れる俳優さんだと思います!
 
そして、このために来た、川口さんのジャベール。見るたびに変化があり、深みを増すその演技。いや
もはや憑依しているから演技とは思えないわ。
いつも終盤の混乱ぶりがすごいんですが、今回は狂乱のジャベールではなく、さらに絶望と悲劇がうずまくジャベールでした。終盤のジャベールを見るたびに、「ジャベール、あんたは悪くない!正しい人なのに!」な思いがこちらに勝手に渦巻いてしまい、もう涙腺崩壊・・。
跪いて十字を切るその背中は、神々しくもあり、ちょいと任侠風な自分を変えられない男気もあり。
働く女としては、正しいことをしているのにもかかわらず、もっとすごい神が降臨してきたがために
我を失い、自分の指針をなくし、絶望から死を選ばざるを得なかったその姿が、もう哀れで(涙)。
職務上やることやってたジャベなのに・・・。
様々なジャベールの姿を見せてくださった川口さんに感服です。
 
千穐楽なので、カーテンコールで舞台あいさつがありました。どの俳優さんも、この帝劇で、2か月完走できたこと、そして満席の観客に感謝を。観客無くしては、演劇の幕は上がらないと。
観客も同様ですよね。今まで気楽に選んでみていた舞台。それが次々とキャンセルになったり中止になったり・・。チケッティングも50%で売り止めだとか、今までとは違う制度で試行錯誤のなかで
劇場にかよっった観客。みな日々の生活環境は様々だから、劇場に行ける状況にあることも奇跡なら、チケットがとれ、さらに舞台が中止にならないことも奇跡。そして自身の体調も大切。
様々な条件がかさなって、やっとその日の舞台がみられる幸運。コロナ発生以降、
こんなにも、同じ思いを俳優と観客が共有したのは初めてではないでしょうか。
この時期だからこそ、様々な思いを感じたこの作品、レミゼラブル。まずは帝劇での完走に
心から感謝です!そして来月からの地方公演も、どうか無事に大千秋楽までいけますように。
舞台挨拶でのあの手拍子、観客の想いが強すぎたのか、オケより手拍子のほうがちょっと早かったような気がw。それも和やかな時間でした!
 
とても満ち足りた気分で帝劇を後にし、すっかりレミゼロスに(涙)。
来年はレミゼはないから、このミスサイゴンを楽しみにまとう!