私は金融機関にいましたので、政策の変化が仕事に与える
影響を自分の身をもって感じてきました。

日銀のゼロ金利
建設不動産業への融資の総量規制
ペイオフ解禁

中小企業も気づかないうちに大きな影響を受けています。
というのは、土地が動かなくなれば銀行が儲からなくなる。
そして、貸し渋りが起こりました。
貸し渋りが起こると中小企業が苦しいので、そこで働く社
員の給料が減る。給料が減ると小売店でモノが売れなくなる。

政策の変化は回りまわって自分の身に帰ってくるわけです。

自身のいる業界を考えたときに、政策はどう影響するでしょうか。
これから政策が影響を与えるであろう地域の産業に従事する
人々は今回の選挙を興味深く見守っています。

特に農業や漁業。
地域の建設業に関わる人々。ゼネコンだけが儲かり、また、
天下りの特殊法人だけが儲かる仕組みはもうこりごりの筈です。
これまでの日本は自分達の業界がよければそれでいい、という
考えできたのではないでしょうか。

これからはそうはいかないでしょう。
資本主義の米国では大手企業が次々と実質国有化されていって
います。

さて、選挙どうなりますかね。

ではまた。