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   石原慎太郎よ、退場せよ! (新書y)

都議選の自民党の大敗を受け、いよいよ風向きが変わってきた
石原都政ですが、東京オリンピック誘致、築地市場の移転等、
残されている案件はどうなるのでしょうか。

そもそも石原知事の数々の差別発言から見て、圧倒的な勝利で
再選する様を私は不思議な感覚で見ていました。また、金融出身
であれば誰もが杜撰だと分かる新銀行の経営。これがバブル崩
壊前の日本ならともかく、バブル崩壊と金融検査マニュアルで大き
な痛手を受けた後ですから、まるで素人の経営。この責任を都政
がとらないとなればどう批判を受けても仕方ありません。

この本で細かく見ていくと、新自由主義の権化として、石原都政の
東京につけた傷痕は大きく深いものだったことがわかります。この
不況になって、強者と思っていた自分の生活が弱者に追いやられ
始めて石原都政が強者に優しく、弱者にはとことん冷たいことが身
にしみて分かることでしょう。

今になって資本主義の是非を問う本が増えていますが、冷静に
石原都政だけでなく、小泉政権を見ても、あれほど、靖国で愛国を
あおったにも関わらず、市場原理主義の導入でアメリカの言うがま
まになったことを考えると、彼らの唱えるナショナリズムがいびつな
ものだったことが分かります。

やはり、不景気を機に冷静に物事を見直すのは大事なことですね。

新銀行は、もう、いい加減にしていただきたいです。

ではまた。