小児歯科医に育てられた娘が小児歯科医になりました

小児歯科医に育てられた娘が小児歯科医になりました

京都で小児歯科をやってます。幼い頃から染みついている歯の守り方、小児歯科医になっていろいろお伝えたしたいことをうまく発信できる場にしたいです。

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『おやつはこどもにとって必要である!』

これが今の世の中、普通の考えです。
こどもは一度にたくさん食べられないからおやつで栄養やエネルギーを補う、
と幼児書や育児本にはかかれています。

でもこれは本当でしょうか??

わが小児歯科では、初診でみなさんにこれを問いかけています。


そもそも、普通に3食しっかり食べている健康なこどもで、
おやつ食べないで栄養が足りてないお子さん。

・・・今の日本で見られますか?


ちなみにわたしは子供時代、おやつがありませんでした。
それがふつうだと思っていました。

父の考えでそうなったのですが、3人兄弟全員、基本健康に育ちました。
3つ下の弟は幼稚園のころ、『健康優良児』と表彰されたりも。

そして3人とも、母の手料理が大好きな大人に成長しました。
(大人になってからはお菓子も大好きな人間になっておりますが(^^;))

うちの甥っ子(妹の子ども)も現在2歳と6歳、すくすくとおやつなしで育っております。
保育園のおやつは食べますが、うちではないので、土日はおやつなしが基本です。

2人とも2月生まれですが、体格的にほかのお友達に劣ったところは見うけられません。


『でも欲しがるから・・・。』
『おやつなしなんてかわいそうやし。。。』

って思っちゃうかもしれません。

でも、おやつなしで育った私たちの目からみると
こどもへのおやつが世の中に溢れすぎてる!って思います。

なぜ、お子さまランチにはジュースとお菓子がついているのか?
なぜ、おやつをこどもに持たせるのか?(こどもがいると、おやつをいただく機会の多さにびっくりする!By 妹)


現在甥っ子をおやつ攻撃から守るために、妹(歯科衛生士)と私(伯母バカ)は奮闘しております。

このテーマに関してはいっぱい書きたいことがあるので、分けて投稿したいとおもっています。
『目も鼻も口元も、それぞれ見たらかわいいのに全体としてはイマイチやなぁ!』
と言われたことがあります。

おいおい!(- -;)
っておもいながらも、言い得て妙で笑ってしまいましたが。

そんな微妙な見た目のわたしなので、外見には全く自信がありません。

見た目を褒められることがほぼ、いや全くないわたしにとっての密かな心の拠り所!

それは

歯、キレイやね!


と言われることだったりします☆

『審美歯科』という分野が発達してきた現代、すごく高度なレベルの差し歯や入れ歯は存在します。
そしてそれらを入れた人は、入れる前よりも素敵な口元になります。

これは絶対です!

でも。。。

こういった差し歯や入れ歯って、あくまで
『自前の歯を壊した』
という前提で行われる行為なわけです。

しかも、いいものを入れようとすればするほど、高額になる。
全てに満足のいく歯を入れようと思ったら
高級車やブランドの婚約指輪が買えちゃうくらいのお金が必要です。

そして、やっぱりどうしても自然を真似た人工物であるという若干の嘘くささがただよいます。
(これは歯医者独特の職業病的な見方かもしれませんが・・・)

ホワイトニング、という技術もある一定のレベルを越すと不自然になります。
誰とは言いませんが、有名人にもちらほら見受けられますよね??


天然の歯のキレイさって、すごいんです!

自然な光り方
自然な色合い
自然な白さ…

まさに神が与えた造形物。
ワンダホー!
と叫びたくなるくらいステキです。

小児歯科は天然の歯を守ろうよ♪という分野なのです。

ふつうにしててもよく見える上の前歯。
大人の歯、という言い方をしますが、実際には子供のうちに萌えてきます。

早い子なら年長さん、遅い子でも小学3年生くらいで萌えてきちゃいます。

そして自分の外見を気にするお年頃のときには時すでに遅し。。。
虫歯で変な色になっていたり、歯ぐきがブヨブヨでさわると血が出たり。
大人でもコンプレックスになってる人は多いようです。

お子さまが将来、自前の歯に自信を持つためには小さな頃からのケアが大事だよ!って言いたいんです。

わたしの心の拠り所(←オーバー??)であるきれいな歯は両親が守ってくれたものです!!

お子さまの歯を守るのに特別なものはいりません!

このブログではこれから、わたしの自慢の歯を両親がどうやって守ってきてくれたのか?を書いていこうと思います☆
はじめまして。

私の父は小児歯科を開業して38年目の、頑固なベテラン歯科医です。

そしてわたしは現在37才、既婚、子供なし。
娘というにはトウがたってきた、
でも院長の娘であることは一生やめられない歯科医師です。

ネットでの情報は簡単に手に入れられますが、
その情報量は膨大です。

ためしに某検索サイトで「こども 虫歯」を検索すると、
約651,000件がヒットします。
「こども 歯並び」では約263,000件です。

それぞれ軽いケースから重いケースまであり
口コミのようなもの
歯科関係の方の書き込みのようなもの
低年齢のケースから中・高生のケースまでどれがお子さまのケースに当てはまるのか?
これを探し出すだけでも一苦労です。

このブログでは、わが子のお口の健康を守りたい方に

こんな風に考えたら楽になるよ♪


ということを発信できる場にしていきたいと思っております。

そもそも
小児歯科医ってなんだ?
普通の歯医者とは何が違うんだ??という方も大歓迎です。

つたない文章ではありますが、抱えている思いは一つ。

『こどものお口の健康を守るお手伝いをしたい!』

これに尽きます。
お付き合いしていただけると嬉しいです☆