「下町ロケット2 ガウディ計画/池井戸潤」の感想 | 本好きな古本屋が読んだ本

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下町ロケット2 ガウディ計画

本当に久しぶりの更新となりました。

facebookページはたまに更新しているので、気になる人は
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さて、下町ロケット2ですが、小説というよりも今はTVドラマが盛り上がっていますね(観てないけど)。


前作では下町の中小企業がロケットに必要なバルブを製作して、成功するまでの過程が描かれていました。

本作は、その後の様子が描かれています。

前作は直木賞も受賞しましたし、「下町ロケット」で池井戸潤作品にハマった人も多いと思います。実際、下剋上の物語の流れが痛快でとても面白いものでした。


ところが、池井戸作品を読み続けていくとパターンが、ほとんど一緒ということに気がついていきます。


主人公が苦境に → すげー嫌なやつが出てくる → 逆転か?と思わせて逆転しない → からのやっぱり逆転


という感じでしょうか。そして、出てくる登場人物がコテコテに勧善懲悪という感じになっているのですね。

それだけに物語も把握しやすいし、感情移入もしやすく、爽快感もあるのですが…

それも何回も続くと、食傷気味に…


本作も流れはまんま一緒なので、その後の展開とかもワクワク感はかなり減ったかなという印象です。

心臓病に関する二つの製品の開発ストーリーが別々に進行していくのは、とても上手くて工夫されているので、ただ単純にストーリーが単純とも言い切れないところなのですが…


池井戸作品をそれなりに読んで「飽きた」という人には「七つの会議」をおすすめしたいです。

でも、本作は普段小説を読まない人とか、池井戸作品を多く読んでいない人にとっては間違いなく楽しめる一冊になっていると思いますよ。

特にドラマから小説に入った人にとっては満足度が高いのではないでしょうか。


池井戸作品は勧善懲悪を徹底したほうがTVドラマには向いていると思うので、どちらが良いかは難しいところかもしれないですね。

個人的には「七つの会議」のような作品を期待したいです(これもTVドラマ化されてるけど…)。


というわけで、「下町ロケット2 ガウディ計画」は良くも悪くも、いつも通りの池井戸節が炸裂している作品ということで締めさせて頂きます。


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