ごみ屋敷になる前に

捨てても捨てても、

片付けても片付けても、

ごわごわの床をリフォームしても、

いつのまにやら元の黙阿弥です。


しかしめげてはいけません。嫁に逃げられても、ごきぶりの卵やねずみの死骸を乗り越えて、すっきりした家を取り戻しましょう。


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10年ぶりに孫が来た!

散らかっていて人も呼べない我が家でしたが、八畳間だけは空っぽにして、お客さんが来てもくつろげるようになりました。

これまで私の友人2名が来訪、母と三人でお鍋をつっつきました。家でもてなせるってのは本当にいいものです。


そこへ横浜に住む19歳の孫が来ました。一浪して今年は見事大学に合格、お祝いを受け取るという名目で姉が送り込んでくれたのです。

10年間全く会っていなかったわけではありません。母が横浜まで出向いていってたのです。三人の孫もそれぞれ忙しくなり、家族でこちらに出かけてくるのが難しいということもあるでしょうが、やはり来ても居場所がないほど散らかっていたというのが理由だと思います。


私も会うのは5年ぶりくらい。甥っ子はすっかり巨大になっていてびっくりしました。


人が来るようになると片付けもします。散らかる⇒人を呼べない⇒ますます散らかる、という悪循環を断ち切らなくてはなりません。散らかっていても一部屋だけ片づければなんとかなります。お風呂やトイレもきれいになります。


三人の孫がみんなで来ても泊まれるようになるまで、がんばります。

ご無沙汰しました。

薪ストーブのある部屋


ちょっと乱雑ですが、私の部屋です。10月25日の記事でリフォーム中の模様を載せましたが、一応こんな風になりました。

コーナーに控えているのは薪ストーブ。一番安いのをホームセンターで購入。土台も自分でやりましたニコニコ。

この冬は暖冬でしたが、北向きの部屋なので結構使いましたね。何より家の中で炎が燃えているというのはいいものです。煙突掃除が大変そうですが。


長らく更新できなかったのは、ちょっと小康状態に陥ってネタが切れてしまったためです。寒いしね。


問題が解決したわけではないんです。母のテリトリーと、私のテリトリーがはっきりして、あちらに口出しするのがちょっと難しい状況なんです。棲み分けとかアパルトヘイトとかいう言葉が思い浮かびます。


このままでは母の居住区はずっとネズミの糞の恐怖に晒されていなければなりません。ネルソン・マンデラが必要です。

究極の解決策?-同居

やはり何といっても独り暮らしがガンなんです。

以前から分かっていました。


ひとりで生活してれば何にもかまわなくなってしまいます。

掃除するのも面倒、片づけるのも面倒、食事だってレトルトで済ませ、風呂も何日も入らない。

廊下も一人歩ける分だけ開いてりゃいい、すれ違うこともない。


父が亡くなって13年間、母は独り暮らしの寂しさを、町の役員や、ボランティアや、温泉旅行などで紛らわしてきたのです。その結果が、ねずみとごきぶりと大きな蜘蛛が跋扈するごみ屋敷寸前のありさま。


大家族に囲まれていたらこんなことはないでしょう。少なくとも人数分の布団が敷けるだけはスペースを空けなければなりません。食べ物だっていくら足りないくらい。漬けた梅干もすぐなくなるでしょう。

私に甲斐性があれば、妻と、子供5,6人を連れて同居し、人海戦術であっという間に住みやすい家にすることができるのですが。


いかんせん私はバツイチ独り者、おまけに東京でへたれサラリーマン、たまに帰省しても草取りくらいが関の山…でした。


と過去形で書いたのは、一念発起同居を始めたからです。足が悪く、重いものが持てず、年々背が縮んでいく、うつ病気味の母をこれ以上独りにしておくと、たぶんとんでもないことになってしまうと思いました。


私自身も田舎暮らしが好きですから、海が近くて星のきれいなこの町に帰ってくることに抵抗はありませんでした。

満員電車や、煙草も吸えない街にも辟易です。


問題は、仕事です。


辞めてしまいました。

通勤時間6時間を我慢して、東京でフルタイム働くのはぐうたらな私にはできませんでした。少し仕事を見つめ直すことも必要だと感じてました。一々IDカードで入らなければならないオフィスにも飽き飽きしていましたし。


ということで約2か月の同居期間が過ぎました。急に片づけが進んだのもそのためです。

姉は、「いつか喧嘩するだろう、私のところには来ないでよ」と意地悪い予測を母に言ったそうです。

確かに喧嘩は日常茶飯事です。

冷蔵庫を開けては文句を言っている私はまるで小姑のようです。

でも、今のところ大喧嘩にはなっていません。小出しにするのがいいようです。お互いに我慢すると爆発してしまうでしょうから。喧嘩の仕方も慣れてきました。


そして来週から一ヶ月間海外に行きます。

仕事半分、リフレッシュ半分です。

問題は、帰ってきたとき家の中がどうなっているかです。

ずいぶんモノが減りましたから元の木阿弥にはならないと思いますが、一ヶ月でどこまで後退してしまうのか、それが心配であります。

♪1杯のコーヒィから~ 240杯まで

coffee  


キッチンを片づけていますと、出てくる出てくる、インスタントコーヒーの瓶。一応並べますと8本ほどございました。

たぶん家の中にはもう何本かあるのでしょうが、考えないこととします。


8本の内訳は、ネスカフェゴールドブレンド4、マキシム3、キーコーヒースペシャルブレンドが1でした。ネスカフェがお好きなようです。

一番古いのは奥の右から二番めのネスカフェ。なんと1998年でございます。ラベルがそもそも違いますもん。これは絶対明日捨てさせようと思います。


マキシムは全て新しく、2007年でした。封も切ってありません。これなら誰かに貰ってもらえる、と思ったら、1本、ラベルにねずみに齧られた跡があります。ふう。


1本で30杯飲めるとして、240杯。毎日1杯飲めば8か月で終わりますね。でも、レギュラーコーヒーも、緑茶も、黒豆茶も、唐辛子茶も、麦茶も、ほうじ茶も、ココアも、たくさんあるんですよぉ。





♪りんごーの気持ちはぁ、よーくわかるー?

母の大好きな収納ツールに「りんご箱」があります。

発泡スチロール製、段ボール製のりんご箱が家の中に、たぶん50箱くらいあるのではないでしょうか。押入れ一間(上下)につき10箱として50、廊下に溢れている箱、箪笥の上、天袋の中、と考えただけで気が遠くなります。


そして、元ガレージで大活躍なのがりんごの木箱。

便利ですよ~。縦横に積んでフリースタイルラックがすぐに出来上がります。いすにもテーブルにも早変わり。


ところがある夜、寝静まった頃、母が突然起きてきて襖越しに言うのです。


「明日、車庫の中片づけて、軽トラが入るようにすっぺえか」


耳を疑いました。母が自分から片付け場所を指定するのは初めてだったからです。


「それはいいね、でも両側のりんご箱を捨てないと入らないよ」

と、どこまで本気なのか疑いながら聞きます。


「いや、片方だけで入っぺえ」


やはり、なるべく捨てたくないのだと、ちょっと安堵しました。


翌日、ガレージ大掃除が始まります。

両側に4,5段に積まれたりんご箱には、いろんなものが入っています。工具やペンキといった普通のものから、大量の松ぼっくり、紙細工の材料、石鹸を作るための廃油が灯油缶に3本、庭木の剪定の際に出た枝をくくった薪(薪ストーブが来れば使う予定)、鉋屑、門松に使った缶・竹、新聞・雑誌などなど。自転車も3台あります。以前はドラム缶が5本ありました。


これらを白日の下にさらけ出し、ゴミ袋に分類して入れます。痛んでいるりんご箱から先に燃やします。


一番下段に敷かれていたりんご箱を持ち上げた時は「オエっ」となりました。白い小さな無数の物体がぐにょぐにょと蠢いていました。シロアリです。急いで焼却炉へ。また、「はがぢ(ムカデ)がいっぺえいた」とも言っていましたが、もう見に行く気力がありませんでした。


結局母も折れて、両側のりんご箱をほとんど出し、家の裏に積み上げました。


applebox


24個あります。燃やした分やまだ車庫の奥にあるのを入れると、40個くらいでしょうか。よくこれだけのりんご箱を集めたと逆に感心しますが、友達の八百屋さんが持ってきてくれるそうです。


さて、ガレージに軽トラを入れます。

この一瞬のために、シロアリやはがぢに耐えてきました。

収まった瞬間は感動モノでした。

この車庫に、車が入ったのは10年ぶりのことです。(右にちょっとりんご箱がありますが、このくらいは許容範囲でしょう)



garage


今回は、母のイニシアチブで片付けが進みました。何と言っても当事者がやる気を出してくれるのが一番ですね。


その遠因は、軽トラにあります。家にはもう1台マツダ・デミオがあるのですが、さして広くもない庭が2台の車で一杯になってしまいました。これではちょくちょくやってくる茶飲み友達のクラウンが停められません。たぶん、母はそのボーイフレンドのクラウンを停めるために、車庫の片づけをあの夜思い立ったのだと邪推します。

カレー南蛮で喧嘩しますか?

curry


読めますでしょうか?左下の賞味期限。04年1月とありますよね。つまり、3年近く前に期限切れのカレーうどんのルー(というのか汁の元)であります。台所の隅っこ、例によって段ボール箱から出てきました。計3本ありました。


捨てさせてくれないんですよね、これが。


仕方なく、なるべく早く使い切るようにしようと努力しました。ちょうどうどん・そばもたくさんあったので(もちろんこちらも賞味期限切れ)。ショック!


母のいないとき、一人での昼食はねぎと肉類でカレー南蛮を食べることにしました。


で、確かに美味しいのですな。まだまだ十分食べられます。元々カレー好きですし。


そしてある晩、母と二人で夕食にこれを使いました。母にとってはこれが初めてのカレー南蛮、美味しそうに食べています。私はやっと1本使い切ってやれやれという感じ。そろそろ食傷気味でした。


一足先に食べ終わって一服しました。ふと母のどんぶりを見ました。


嫌な予感が…。どんぶりのカレー汁はほとんど減っておらず、麺だけがなくなっています。


恐くなった私は、「さあ、片づけよう。今日は俺が洗うよ」と母のどんぶりをとりあげ、汁を流しに空けようとしました。すると案の定、母からの抗議が。


「あっそれ、美味しかったから、もう一度何かに使えるよ」


ブチ切れました。急いで汁を三角の水切りに空けて言ってしまいました。

「まだヤマほどあるよ!貧乏臭いこと言うな!!」


その夜の寝苦しかったこと、お察しください。

18020円の出費!ごみ捨ても大金

捨てるのにこんなにお金がかかるとは思いませんでした。


リサイクル法対象の家電製品4種(冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機)を思い切って捨てました。総額18020円もかかってしまいました。


ご丁寧に1種1台ずつ、不要になった家電が家の周囲に散らばっていました。今日のテーマはこれらの処分だったのです。販売店に持ち込むこともできるのですが、これらはいずれも東京で購入したり、もらったものだったりで、別の手続きが必要でした。結構面倒くさかったので、手順を書きます。


1.各家電のメーカーを調べます。冷蔵庫:サンヨー、テレビ:マルマン、エアコン:ゼネラル、洗濯機:ナショナルでした。

2.郵便局でリサイクル料金を支払う。種類によって、またメーカーによって違います。郵便局の人も慣れていないのか、時間がかかりました。また、マルマンはテレビメーカーとしてリストになかったので、その他扱いになりました。郵便局の手数料が各100円かかり、計15220円を支払います。4枚の伝票に3箇所ずつ住所・氏名を書かなければならないのはなんとかして欲しいですね。

3.クリーンセンターに搬入します。すっかり顔なじみになったおじさんが、やさしく迎えてくれました。ここから再生業者に運ぶ手数料として、各700円、計2800円支払います。直接業者へ持ち込むこともできるようですが、遠いのと、場所を探してうろうろすることを考えると、クリーンセンター搬入の方が良策と判断しました。


18020円あれば、あんなことやこんなことができますよね。おまけに重いものを持たなければならないし、捨てるのが億劫になるのもむべなるかなです。

ちなみに、よく住宅街を流しているリサイクル屋さん、無料で引取るとか言ってる場合がありますが、要注意ですよ。必ず家電を積み込む前に料金を確認しましょう。トラックに積み込んじゃってから請求されると、断りにくいですよね。それが彼らの手です。


kaden

居場所の確保

6jou

まずは上の画像をご覧ください。目を背けたくなる気持ちは分かりますが、これが2ヶ月前の我が家の一室であります。

いったい何なんでしょう。どうしたらこんなになるのでしょうか!


ここは元私の部屋。私が大学入学のために家を出てからは父が使っていました。

その父も13年前に他界し…、このありさまです。


何とかしなくては。


一計を案じました。

また、私の部屋にすることを宣言したのです。だから片づけようよ、と。


倉庫から古い家具を軽トラで運び出したのはご報告したとおり。

その倉庫にこの部屋のガラクタを、もちろん一部は捨てて(私としては全部捨てたいのですがそうもいかず)、空っぽにしました。

床はごわごわです。

天井は雨漏りなのか染みだらけです。

壁はふわふわの繊維が剥がれ落ちています(ひょっとしてアスベスト?)。

もうリフォームしかありません。


天井は取り払いました。すると、意外に立派な丸太の梁が。

床はヒノキの無垢材を張りました。節ありですが、安くて豪華な雰囲気。

壁は、奮発して珪藻土を塗りました。左官作業は初めてですが、やみつきになりそう!


いい感じの部屋になりつつあります。

冬が来る前に、薪ストーブを入れて、渋い部屋に変身であります。

hari kabe







気まずい夕食

朝食の時、冷蔵庫におでんのパックが2つ3つあるのを思い出し、肌寒さもあって「今夜はおでんにしょうか。冷蔵庫にあるし」と私。

「もらった大根もあるし、そうすっぺ」と母。

私はこれで冷蔵庫に1000立法cmのスペースが空くなあと胸算用です。


あっと言う間に日が暮れて、風呂上りの鼻孔にいい匂いが。おでんができてました。

入れ替わりに母が湯に入るのを尻目に、私は冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出します。

賞味期限2004年8月、プシュっと空けてグラスに注ぎ、匂いと味を確かめて飲みだします。

芥子を探して再び冷蔵庫へ。ありました、大きいのが。こんなん一人で3年くらいもつで、と呟き、やはり賞味期限は切れていました。


自分の鼻と眼で確かめて、もうだめなら捨てればいいのです。賞味期限はあくまで目安と思うようにしています。2年以上過ぎていても…。なかなか捨てない、勝手に捨てると哀しむのであれば、食べるしかありません。


ああ、でも見てはいけないものを見てしまったのです。

1000立法cmの空きスペースのあるべきところに、はんぺん・ちくわ・すじ等等の練り物が押し込まれているのを。

盛られたお皿には、パックに入っていたものとは違う練り物がわんさか。鍋にも食べきれないほどあります。

買い物に出かけたのは知っていましたが、卵と納豆だけと言っていたのに。


湯上りの母が食べ始まりました。

黙ってりゃいいんです。買ってしまったものは仕方がないじゃあありませんか。しかし、言わないといつまでも…。


何の拍子か覚えてませんが、つい言ってしまいました。

「もう、冷蔵庫が空になるまで、買い物禁止!何のために賞味期限の切れたビールを俺が飲んでると思ってるんだ!」


抑えたつもりが語尾が荒々しくなってしまいました。


長い、気まずい夕食の時間でした。

孤独感を癒すもの

母が甲府に温泉旅行に行き、二泊、一人で夜をすごすことに。


安普請とはいえ田舎の家ですから広いことは広い。6畳×3、8畳×2及び8畳の台所です。

一応両隣には家がありますが、日が暮れると真っ暗です。

こおろぎや鈴虫、虫の鳴き声が響きます。


こういう日に限って夜眠れない。陽水ではないですが、昼寝をしたので。お酒も今夜は効きません。


すると、襖の向こうからなにやら物音がします。

カサコソ、ガサガサ、シュシュシュシュシュ…


天井裏を走るネズミの足音には慣れているのですが、今夜の音は違います。もっと小さな何物かです。


プ~ンという蚊の羽音もしてきました。知っている音だとホッとします(因みに蚊の羽音は1kHzです)。


ネズミ捕りを音のするあたりにしかけました。

何度か電気をつけて一服&一杯し、携帯をいじったりしてようやく眠りにつきました。


考えてみれば母は毎晩、このような思いをしているのかもしれません。

広い家で一人で眠るのはなかなか難しいものです。

だからかどうか、睡眠薬も服用しています。


がらんとした広い家より、もののあふれた家の方が、母には心安らぐのかもしれません。


翌朝、「正体見たり」タランチュラでした。


kumo