ロリータを通して様々な人と出会い、少しずつ変化をみせる女子大生のマミは、教育実習の一貫である高校でのバスケ部指導ボラアティアと、ロリータファッション スフレの新作広告モデルとの掛け持ちに加え、TVによる密着取材で忙しい日々。
マミの実習先の高校生翔太は、ロリータをしているマミのバズり動画を発見するや中傷する書き込みをしたり、日々の部活も全国目指してるわけじゃないんだから普通の俺らが熱くなるのはダセェという態度をとったり、有名ユーチューバーやゲーム実況者のような特別な人間を恨めしく思い、文句を言ったり。
マミは部活中の翔太の言動を前から気にしてはいたが、とうとう、待ったをかける。無意味だっていうその一歩を踏み出すことに意味があるのだと声をかける。だがその言葉も翔太はひらりとかわす。
そしてバスケの練習試合当日の朝、死んだ魚のような目でいつものように朝食をとる翔太だったが、ロリータとしてのマミの密着取材の様子がTVに流れ、翔太の目は釘づけに。そこで語られるマミの言葉は、翔太にも響くのか。