待ってました3月のライオン15巻。

読み始めて8頁めで、読んでてもう幸せな気持ちで満たされてしまった。あんなに膠着状態だった零くんからひなちゃんへの伝わらない恋愛が、やっとやっと、出口へ向かいはじめてくれただけでもうこっちは大満足である。

で、ここがピークかと思いきや18頁めでまた、さらに読んでて気持ちがあったかくなったからもうたまらない。いいぞ桐山!!ひなちゃんも成長してる!!

で、この2人の話はいったんストップからの新キャラ登場に若干イラついたものの、脳内思考が非常にめんどくさい人ですぐ好きになれた。また濃いの来たコレ!

半分ほど読みましたが・・・あづにゃん、キャラ立ちすぎるだろ・・最高におもしろいよ?
なんだよ集中脱衣って、大好きだわ。

そして心に直接語りかけてくるおもしろおじさん田中7段の真の強さがカッコ良く描かれて痺れる。
のだけど、桐山の脳内思考ででてくる一コマが、たった一コマが、最初に予感した大団円の崩壊のはじまりに見えて怖い。

将棋って、棋士って、パートナーとか幸せとか、そういうあったかいものに囲まれてちゃいけないの?桐山の中でひなちゃんはあったかくてとても大切な存在で、でもそれは棋士として高見を目指す者にとっては障害になってしまうの?
そんな思いがよぎった。

でも、迷う桐山を全力で引き止めてくれるのはやっぱり先生なんだよな。
泣いた。先生は時々桐山を全力で叱るけど、本当に愛がある。よく見てる。ほんと先生、幸せになって?

そして、心配してたひなちゃんの関係だけれど
具体的な描写がなかったからハッキリしたことはわからないまま。
でも最後の1頁で、2人は手を繋いでいて・・・。
良かった!そういうことだもんな!

ありがとう15巻。今回最高の1冊だった!