不倫が発覚した後、夫から

こんな言葉を投げかけられたことはありませんか?
 

「もうお前のことを好きではない」
「ずっと前からお前のここが嫌だった」
「こんなところが不満だった」

「だから不倫をしたんだ」
 

このような言葉を聞くと、

 

「もう嫌われてしまった」

「私への愛がなくなったんだ」

 

と思ってしまいますよね。
 

そして、少しでも元に戻れる可能性を信じて、

「愛される妻」になろうと必死になる方も多いのではないでしょうか。

夫の『愛がなくなった』発言、その真意とは?

居心地の良い家庭作りに励んだり、

いつでも綺麗でいられるように外見を気にかけたり、

美味しい料理を作ったり、

家事を完璧にこなそうとしたり、

時には夫の機嫌を伺って不倫を黙認したり...。

 

中には、自分の存在を小さくして

夫に合わせようとする人もいます。

 

こんな涙ぐましい努力をしているのに、

不倫は続き、愛は戻ってこない。

 

なぜでしょうか?
 

実は、夫の「愛がなくなった」という言葉は、

ほとんどの場合、本心ではないのです。
 

(注:不倫以前から喧嘩が絶えなかったり、

夫婦仲が完全に冷え切っていたりして、

本当に愛がなくなっているケースもごくまれにあります)
 

「あなたのことを嫌いになったから不倫をした」のではなく、

「不倫をしたから あなたのことを嫌いだと言い出した」

これが本心なんです。

 

では、なぜ夫はそんなことを言うのでしょうか?
 

不倫中の夫の本音は、

 

「今は不倫について問い詰められたくない」

「今はできるだけ関わりたくない」

 

というものかもしれません。

 

あなたとの距離を置くことで、

不倫を問い詰められたり、

隠していることがバレたりすることを

防ごうとする自己防衛の可能性が高いのです。

夫の心理状態を理解する

だからこそ、その言葉だけで

「愛がなくなった」

と判断するのは早計です。
 

では、なぜこのような状況になったのでしょうか?
 

「もう好きではない」という言葉は、

実は後付けの可能性が高いのです。

 

「ずっと我慢してた」

「居場所がなかった」

「家事が十分じゃない」など、

 

様々な理由を挙げる夫もいますが、

これらもほとんどの場合、

ただの言い訳にすぎません。
 

大切なのは、この状況を真に受けないことです。

夫の言葉だけを見て、自分を責めたり、

自分のダメなところを直せば

愛が取り戻せると勘違いしたりしないでください。
 

不倫中の夫の言葉は、特殊な心理状態から出てくるものです。

多くの場合、自分の行動を正当化しようとする

自己防衛の表れです。

 

不倫という行為を自分の中で説明しようとして、

 

「実は妻のことが嫌いだった」

 

と理由づけをすることがあるのです。

 

冷静な判断と今後の対応

よく考えてみましょう。

夫婦関係に問題があったからといって、

誰もが不倫するわけではありません。

 

逆に、夫婦仲が良くても不倫する人はいるのです。
 

つまり、不倫と「愛がなくなった」ということは、

必ずしも直接的な関係はないのです。
 

結婚生活に全く不満がない夫婦はほとんどいません。

 

しかし、不満があるからといって、

それが即不倫につながるわけではありません。
 

不倫中の夫から「愛がなくなったから不倫した」

と言われると、

それが真実だと思ってしまいがちです。

 

しかし、そう思い込んでしまうと、

間違った方向に努力してしまう可能性があります。
 

ですから、夫から

「もう好きではない」

などの言葉を聞いたときは、

 

「これは自己保身のための言葉なんだ」

と冷静に受け止めることが大切です。

 

それが、今後の関係修復に向けて

何をすべきか正しく判断するスタートになるのです。