庭柿が黄色く色付いたので

ひとつ採って見た。

わが家の柿は住人に似て奥手で、

12月ころにならないと甘くならない。

でもこうやって色づくと

熟しすぎて鳥たちのご馳走になってしまうので

一つ採って見た。

早速皮を剝いたて試食したら、十分に甘かった。

今年は季節の移ろいが早いのだろうか。

 

江戸時代の女流俳人、加賀千代女の句に

しぶかろか しらねど柿の 初ちぎり

という有名な句がある

彼女が18歳の時、初めて結婚するときに

詠んだ句と言われる(諸説あるらしい)

彼女は最初の結婚は上手くいかなかったらしいが、

句を詠んだ時の柿は甘かったのだろうか?

渋かったのだろうか?

もし渋かったら

「わたし、結婚 やぁめた~」

となっていたかも知れない。

 

 

                加賀千代女