こんにちは、

代表の三上です。


最近よく読む教育学の本に出てきた言葉が気になったので書き留めます。


それは


教育の最大の秘訣は教育しないこと


by エレンケイ(スウェーデンの社会思想家)1990


エレンの有名な著書に「恋愛と結婚」「児童の世紀」などがあります。大正デモクラシーの日本においては、婦人運動に絶大な影響を及ぼしたそう。


そう、その時代の方なのです。


エレンの言葉

「教育の最大の秘訣は教育しないこと」

は、矛盾しているようにも感じる言葉ですが、その真意は著書「児童の世紀」に述べられています。



静かに,おもむろに,自然を自然のあるがままに任せ,自然本来の仕事を助けるために周囲の状態に気を配る。それが本当の教育というものだ




また、大人の在り方として



子どもたちが何も言われなくても,自分の周りで善が行われているのを見れば,善を行うことを学ぶ



とのこと。

教育にはしかけが必要と唱える学者さんが台頭する中で、過激にならないようにエレンケイはこの学ぶ(まねぶ)を推奨したのではないかなと思います。

このほかに
エレンケイは母性についても著書で述べているのですが、それはまたの機会に。



最後までお読みいただきありがとうございました。