8月14日(火)。

岐阜旅行三日目…のつづき。

食前のデザートの後は、登山が趣味で下山後には蕎麦を食らうという
蕎麦マニアの友人に教えてもらった開田蕎麦のお店へ…

$オフサイドって何ですか??
幻の蕎麦『時香忘』でございます!時香忘と書いて「じこぼう」と読むそうで(^_^;)
開店時間11時前に着いてしまいましたがすでにお店はオープンしてました。
それでももう駐車場には数台の車が止まってましたが、
まだお昼には早い時間帯でここでもすんなり入れました♪

$オフサイドって何ですか??
御覧ください、蕎麦屋とは思えないようなお洒落なたたずまい♪
駐車場には「ZCOBO」と書かれた看板もあったりwww


緑に囲まれたウッドデッキのエントランスも素敵でしょ~www
モノトーンと木の温かさのバランスがこのお店のテーマなですって!

$オフサイドって何ですか??
店内も蕎麦屋?って感じで一見カフェかと思うような綺麗なお店でした。

で、メニューは季節や日によって変わるようですがこの日は3品。
粗挽きおやまぼくち蕎麦と粗挽きおろし蕎麦と
もう一つはパスタ風のイカ墨蕎麦…でした。あとは蕎麦がきもありました。
初めてなので、さすがにパスタ風のイカ墨蕎麦…と冒険はせず
ざるそばのおやまぼくち蕎麦を注文。

$オフサイドって何ですか??  $オフサイドって何ですか??
十割そばですが少し太めの麺で
右の写真からもそば粉の粗挽き感が伝わると思いますが
今まで食べてた蕎麦とは少々違う!!
コシが強いのですが、歯切れがいい。シャクって感じ。
そして噛んでいると少し遅れ気味で蕎麦の香がフワ~っと口に広がりました。
あ、あと最後に出た蕎麦湯もかなり独特でしたw
こちらも、こんな蕎麦湯飲んだことねぇって感じで。笑
かなりとろ~っとして濃厚な蕎麦湯でこれもなかなかでした。

これまで数多くの雑誌でも取り上げられ、レジの横に置いてあった雑誌一つは
表題に「常識を逸する手間隙かけた究極のそば」とw
その一方では、ちょっと懲りすぎ…なんて意見も様々あるようですが、
森に囲まれ、川の音を聴きながら、落ち着いた雰囲気の中での蕎麦は格別でした。
おそらく、雰囲気も込みの評価でかすねwww

昨日の『開田高原アイスクリーム工房』と『時香忘』の
この二つの店をセットで行く方も多いみたいです♪
まぁだいたいソフトクリームが後になるでしょうがwww

お会計の時に「おやまぼくち蕎麦」の“おやまぼくち”とは何かと尋ねると、
おそらく、オーナーの奥様と思しき方がめっちゃ詳しく教えてくれました。
結構ガッツリ教えてくれたので箇条書きしますw

①おやまぼくちとはこの辺りの山に自生する葉っぱ。
②十割そばは作り手が良ければ5~10分こねればまとまることはまとまる。
③しかし十割そばはどうしても喉越しが悪くなる。
④そこで、つなぎの変わりにこのおやまぼくちを使用する。
⑤おやまばくちは、かつてはたくさん自生していたものの
⑥今は山の手入れがされなくなり、低い位置で育つおやまぼくちには
 陽の光が届かずになかなか採れなくなっている。
⑦その稀少なおやまぼくちを探して採ってきて鍋で10時間煮込む。
⑧すると真っ黒になった葉っぱから葉脈だけを取り出すことが出来る。
⑨その葉脈をそば粉に対して0.12%使用してこねる。
⑩こねる時間が少ないと葉脈がある一部分に固まってしまう。
⑪それをそば全体に行きわたらすために約1時間こね続ける。
⑫つなぎを使わず、おやまぼくちを使用することで、
 喉越しが良くなり、さらにそば粉の風味もそこなわれない。

これが“幻の蕎麦”と言われる所以だそうで!!!

実際に乾燥させたおやまぼくちの葉っぱを持ってきて、
葉を裂いて葉脈まで見せてくれて、熱く熱く教えていただきました!
もともと信州・飯山では昔から伝わるそばの作り方のようですが、
これだけ熱く語れるのは、オーナーの奥様に間違いないでしょ。爆

そして、最後には、どこから来たのかと尋ねられ、「東京です」と答えると…

$オフサイドって何ですか??
長い運転になるでしょうから、水分摂って下さいと
木曽の水いただきました~!号泣

お店を出るころには、駐車場には続々と車が押し寄せていました。

さっそく、お水を一口飲んでみたところ…
うん!普通のお水でした~wwwいや美味しかったけどσ(^_^;)


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