今日はこの話題に触れないわけにはいきません。

松井秀喜です。

仕事中ラジオで結果速報聴いてるだけで鳥肌立ちました。


もうご存知の通り、
ニューヨーク・ヤンキーズが9年ぶり27回目の
ワールドチャンピオンに輝き、
さらに日本人として初のWシリーズMVPを獲得。
最高に痺れました。

仕事中に家へ帰り、夜からの再放送を予約録画。
帰宅後追っかけ再生にて観戦。
そしてスキップしながら先ほど観終わりました。



ヤンキースが3勝2敗でワ-ルドチャンプへあと1勝の第6戦。
舞台はニューヨーク、ヤンキースタジアム。
アメリカンリーグのヤンキースホームの試合ということで
1、2戦目に続いて今日からまたDH制が復活。
それはすなわち松井秀喜“GODZILLA”のスタメンでの出番を意味する。
3~5戦ではDHの使えなかったヤンキースは
ポストシーズンから好調をキープする松井と言えども
今季一度も守備機会のない選手に
去年までの松井の定位置レフトに置くギャンブルを
監督のジラルディは避けた形となった。
しかしこの6戦目は満を持して“5番DH松井”の登場だ。

ヤンキースの先発はポストシーズン歴代最多17勝、
レギュラーシーズン229勝の経験豊富な左腕、ペティットが中3日で登場。
一方フィリーズの先発投手は今シリーズ第2戦以来の登板ペドロ・マルティネス。
こちらも通算219勝、サイ・ヤング賞3回受賞の言わずと知れた大投手だ。
お互い全盛時に比べスピードも切れも落ちたかもしれないが
ペティット37歳、ペドロ・マルティネス38歳の
両大ベテランの投げ合いでゲームは始まった。

初回は共に無難な立ち上がりで無失点で切り抜ける。
しかしこの流れをすぐさま断ち切ったのが“GODZILLA”だ。
第2戦のペドロとの対戦では2安打1本塁打と相性は悪くなかった。
2回裏、4番Aロッドがストレートのフォアボールで出塁。
ノーアウト1塁、続くバッターは松井。
初球は真ん中低めのストレートを見逃し1ストライク。
続く2球目、真ん中やや高めのストレートを叩く。
やや泳ぎ気味になりながらも打球はライトポール際へライナーで運ぶ大ファール。
そしてカウント2-2からの5球目、鋭い打球はゴロで一塁線へ。
ここも打球はわずかにファールゾーンへ。
松井はさらにもう一つファールで粘り、カウントはフルカウント。
解説の伊東勤氏が「松井、雰囲気ありますよ」と言った直後の8球目…

See ya!!

ペドロ渾身のストレートは真ん中へ。
それを見逃さず見事に叩いた打球は
ライトスタンドアッパーデッキへ!
ヤンキースが2点先制。

ファールを打つ形、ボール球を見逃す姿勢が
伊東氏が感じた“雰囲気の良さ”であったのだろう。


次の松井の打席は1点を返され2-1で迎えた3回。
ここでも松井にとってはこれ以上ないチャンスが回ってくる。
アウトカウントは2アウトながらも満塁のビッグチャンス。
初球のチェンジアップはバックネット裏へのファール。
ここのファールもバッティングホームは全く崩されていない。
次の2球目、やや抜いた半速球のような球を迷いなくバットを振り抜く。
ラインドライブのかかった打球はここもライト線へ。
しかし打球はラインのわずか1メートル右。惜しくもファール。
形としては2ストライクノーボールと追い込まれた3球目。
キャッチャーのカルロス・ルイーズはウエストし高めのボール球を要求。
しかしペドロの球は構えたミットの位置よりやや低く来た。
アウトコース高めの球に対し松井は素直にバットを出し、
逆らわずセンター前へ弾き返す。
一瞬崩されかけているようだが、力まず、そして泳がされることなく
右足をステップした後、しっかりとタメを作り
そこから腰の回転で持って行く“二枚腰”で技ありの2点タイムリー!

これで松井は2打数2安打、4打点。

チャンスは三度松井に訪れた。
松井の4打点で4-1として迎えた5回。
1アウト1・2塁、この時すでにピッチャーは
先発ペドロ・マルティネスからダービンに代わり、
松井のところで左投手のハップへとスイッチ。
この打席は積極的な1・2打席目とはうって変わって
じっくりとボールを見極める松井。
ここまで一球もバットを振らずに迎えた5球目。
甘く入ったスライダーを今度は右中間へ。
今日2本目か!?という打球はフェンスにあたり
2点タイムリーツーベース。

3度目のチャンスは一振りで仕留めた。

これで3打数3安打6打点。
1試合6打点はWシリーズ史上タイ記録。
スタジアムからは「MVP!MVP!MVP!」の大コール。

この後ヤンキースは1点を加え、3点を返されるものの
7-3のリードで、最終回は守護神リベラがゲームをしめ
見事9年ぶり27度目のワールドチャンピオンへと輝いた。

そしてMVPは…
もちろん松井秀喜!!

今シリーズの通算成績は
13打数8安打8打点3本塁打。

まさにゴジラの独壇場となった。


松井は今シーズンが4年契約で4年目の最終年。
ここ数シーズンは放出話もつきまとっていた。
特に今季は膝の手術から、ジラルディ監督の方針として
DHでの出場しか与えられなかった。
そして来季のチームカレンダーからは松井の写真はない。
常にイチローと比較され、
WBC・9年連続の200本安打などの輝かしい活躍に
どちらかと言うと新聞などを賑わしたのはイチローだったかもしれない。
しかし、数々の大偉業を達成しているイチローでさえ成し得ていない
ワールドシリーズチャンピオン、
そしてワールドシリーズMVPという栄冠を
契約最終年に見事達成した。

完全にNYっ子のハートを掴んだ“GODZILLA”。
“守備につきながら打席に立つ”ことを願う松井。。。

来季もまたピンストライプのユニホームに袖を通すのか、

それとも…


どうする!?キャッシュマンGM。。。



う~わっ!!
Wシリーズ見てる間に
日本シリーズもえらい事になってた!!!


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