『43年ぶり7度目の優勝を飾った中京大中京』
おめでとう、中京大中京。
中京大中京高(愛知) 10-9 日本文理高(新潟)

ご覧になられましたか??
わたしは仕事の手を休め最終回はゆっくり見させていただきました。

最終回は再びエースナンバー1の堂林くんがマウンドに上がり
打者二人をあっさりと打ち取って簡単にツーアウト。
三塁手も守りながら目頭熱くなってウルウル。
さぁこれで中京大中京の優勝ね…なんて思ったら。。。

“筋書きのないドラマ”
“勝負は下駄を履くまで分からない”
“野球はツーアウトから”

なんてよく言いますが、
まさか10-4から10-9の1点差まで追いつくなんて
なかなか予想できないですよね。

最後の日本文理の猛追の中でいくつかポイントが。

まずツーアウト簡単に取ってからの四球。
そして二本の長打を食らった後、
それでもまだ4点差ある状況でデッドボール。
この時点で堂林くんはリードしているという感覚は
なくなってたでしょうね。
ここでピチャー交代で、再び森本君がマウンドへ。

それとツーアウト取ってからどの段階か詳しく覚えていなけど
なんてことないサードのファールフライを目測誤って捕球できず。
普段の練習、普通の試合なら間違いなく捕れてるであろうフライを…
完全に大歓声が判断力までかき消した。
ちょっと普通じゃない雰囲気だったからあれは責められない。
が、捕れば試合終了だったのだが。。。
あくまでも勝ったからこうやって書けるんだけど。笑

2度目のマウンドに上がった森本君は、
尋常じゃない雰囲気に呑み込まれて
コントロール定まらず最初の打者に四球。
続く打者はレフト前に2点タイムリー、
次の打者にもレフト前へもって行かれ、これで1点差!
無常にもサードの横を強烈な打球が抜けていく。。。
ここまで3つの四死球に4本の長短打で一気に5点を奪った日本文理。
見ていて、これはちょっと止められないかも…
打ち損じを待つしかないけど、
まるでフリーバッティング。。。
同点、いや逆転もあるんじゃないの…

そして、

「カーンッ!!」

またレフト方向だ~!
やられた~!!
と思った瞬間、
打球は三塁手のグラブの中へ。
サードへの強烈なライナーで試合終了。
なんと言う幕切れ。

試合が終わる前から涙を見せた三塁手。
ファールフライの目測を誤った三塁手。
そして最後はそんな彼のグラブに打球が収まり
大乱戦が治まった。

“甲子園には魔物が住んでいる”

とはよく言ったもんで、
まさに魔物を見た気がした。

しかしそんな魔物も極悪にはなれなかったのかな。
ほんまもんの極悪非道な魔物なら逆転まで持っていってたかもね。

負けた日本文理の集中力にはあっぱれです。
“最後まであきらめない”とは言うのは簡単だけど
それをプレーで示してくれました。
準優勝に相応しいチームでした。

月並みな言葉ですが、両チームに深紅の優勝旗を持って帰らせたい。


なんだか今大会は“エースで4番”って選手がよく目につきました。
今日決勝を戦った中京大中京の堂林くんもその一人。
個人的には彼にゾッコンです。
何がって顔もいいですが、バッティングが素晴らしい。
プロに行くとしたら野手転向も十分にありそう。
バッティングはなんとなくニ岡タイプかなぁ。
『モナ岡』じゃないよニ岡ね。


いけない…
また長々書いてしまった。。。


オヤスミナサイマセペタしてね