全ての道はローマに通ず・Tous les chemins mènent à Rome | フランス語パザパ

フランス語パザパ

ブログの説明を入力します。

昨日のネプリーグに、こちらの問題が出ました。

・問題
「全ての『?』は『?』に通ず」
『?』に入る言葉は?

・ヒント
フランスの詩人、ラ・フォンテーヌの名言。どんな方法をとっても同じ目的に達する、という意味の言葉です。

ネプリーグフランス語

・答え
「全ての『道』は『ローマ』に通ず」です。
フランス語で「Tous les chemins mènent à Rome.」
目的までの道(手段や方法)は様々である、という意味のことわざです。

Jean de la Fontaine
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(17世紀)はフランスのとても有名な詩人で、特に彼の寓話(Fables)が広く知られています。

ネプリーグでは、彼のことわざだと言っていましたが(日本編のウイキペディアも同様です)
しかし実際は、Alain de Lille アラン・ド・リール(12世紀)という別のフランス人が、ラテン語で書いた文章が由来だそうです。
そして、そもそも、現在の意味とちょっと違う意図で書かれたものでした。

12世紀は、キリスト教が政治・社会・アートに深く影響を与えていた時代。
ド・リールはとても熱心なキリスト教徒で、彼にとって「ローマ」というのは、ローマという都市だけではなく、ローマ教皇を表しています。
ローマ教皇は、(カトリックの)神様の象徴です。
どのような道、どのような人生を歩んでも、神様を(心の中に)見つける、あるいは、神様への信仰に辿り着くことができるのだと言っています。

フランス語パザパサイトバナー