風が見たもの | 乙松の自由過ぎるblog

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とにかく気まぐれ。行き当たりぼったくりの、思い立ったてきとーな事を、思い立った時に、思い立つまま書いてます。

真っ白な壁が続く都会とは無縁の街


青い海に浮かび


2色だけで彩られる


はっきりとしたコントラスト


陽射しは強く


白い壁は眩しくても


それでいて優しい暖かみ





つま先から心地よく肌を触る潮風


重なる脚を冷やしてくれるが


それほどの風も


2人の息が冷める事は無かった


繋がる音


高まる感情の吐息


それは


落ち着く事も


整える合間も無く


全身を滴る


汗がやたらと鼻をつく





赤み増した唇からは


唾液の他に混じるお互いの香り


貪るように吸い尽くす


しかし


喉の渇きを潤すには物足りず


やがて


愛しき人に想い全てを放ち


それを受け止め


お互いを確認し合う


ただ


残る物足りなさは


癒やしきれず


いや


癒やしきらず


今は


2人深く眠るだけ


次の夢見を期待して