初歌舞伎! / 十二月大歌舞伎 (歌舞伎座) | 通勤時間がもっと長ければいいのにと思った本。

初歌舞伎! / 十二月大歌舞伎 (歌舞伎座)

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かねてから興味があった歌舞伎観劇。
チラッとネットでチケット探したら、安い3等席だけまだ買えたので、ぽちっと購入ボタンをおしちゃいました。
チケットWEB松竹


そして本日、ついに実現です。

気合いが入り過ぎて、開演11時にもかかわらず、9:30現地到着。
当日券狙いのお客さん以外、誰もいないし中にも入れないよ~しかも雨で寒い!
とりあえずチケットを発券しようと、その辺にいた男性係員2人を捕まえて自動チケット発券機の場所を聞くと、

それも10時から稼働でシャッターが降りてる!

でも、私からありありと初心者臭を感じて不憫に思ったのか、係員さんの内、ちょっと責任者ぽい人の方が、
「発券機動かして差し上げて」
と、わざわざ私だけの為に発券機を稼働してくれました。

ジェントルメン!

観る前から歌舞伎のイメージが3割増アップ!
サービス業の人はこうあって欲しい!


今回の目標は、
居眠りをしない。

だった(低!)んですが、心配するまでもありませんでした。

歌舞伎って面白い!

大衆のエンターテイメントというだけあって、内容はとても情緒豊か。
しゃべり口上が時代を感じるけれど、内容は全然わかりやすいです。

イヤホン解説があれば普通の舞台とかわらない感覚で楽しめました。


3種類の演目があって、はじめが鎌倉時代、次も同じ頃の話だけど能仕立て、

最後は明治になったばかりの没落侍の話でしたが、それぞれ作風や演出が違って、飽きません。
最後の没落侍の話なんか、泣いて笑っちゃいました。

一番好きなのは、2番目の能仕立ての舞台。
殆ど台詞もなくて、動きと音だけで話が進んでいきますが、

それが色彩と動きが緻密に計算されたショーのようで、思わず魅入ってしまいました。


六人の美女軍団(その正体は人食い鬼)がフォーメーションでしずしずと動き舞う姿は、

万華鏡のように幽幻的ですが、鬼に変化した後は、元美女だっただけに迫力!


ボス格の鬼なんか、赤い絵の具?を含んだ口をかっと開いて見せるんだから、鬼の形相とはこのことかと。

美女に狙われるのは、あの海老蔵扮する若武者。
美女の色香にふらふらと気を許してしまい、窮地に陥るのですが、


演じるのが彼だけに、リアリティある(笑)
絶妙なキャスティング!

途中、鬼に眠り薬の入った酒を飲まされて熟睡している海老蔵を助けようと現れる山神様は、

激しいダンスでうっかり者を起こそうとします。
その足踏みを多用したモダンな感じもする振り付けと、

それを後押しするテンポのはやい囃しもよかったです。


衣装も豪華で、女の子ならお着物着たくなること請け合いです。



もう一つの目的、歌舞伎座グルメも堪能してきました。

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↑創業100年歴史を誇る老舗のちらし寿司弁当。1000円。

地雷やの天ムス弁当も美味しそうだった~

もなかアイス(あずき味)200円も、もなかがサクサクしててめっちゃ美味しい!

餅入りタイ焼きが、目の前で売り切れてしまい、食べられなかったのが残念!


おみやげ物売り場も、めちゃめちゃ和モノ雑貨が充実しててオススメです。

きんつばとか人形焼きとかの実演販売もしてるよ~

ほんと、ちょっとしたアミューズメントパークです。


今度は、いついこうかしら?