タケウチが独断と偏見と浅い知識とインターネット(主にwikipedia)を駆使して大好きな『仮面ライダー』をなんとなくで語るこのシリーズ。
毎回新しいライダーが登場すると『この発想はどう生み出してるんだろう?』と思ってしまうくらいワクワクをくれる仮面ライダーですが、
今回はとんでもないですよ!
革命作というかなんだったら問題作くらいまであります。
もうここら辺から『仮面ライダーの広がりの可能性(別名:"仮面ライダー"って名前がついてりゃなんでもいい感)』を強く感じ始めた作品です。
とにもかくにもまいりましょう!
今回はこいつだ!
仮面ライダー響鬼(ひびき)
です。
あからさまでしょ?
やばさあからさまでしょ?
まずは恒例化しつつあるマスクを見てみようのコーナー!
『仮面ライダー』というヒーローの大きな特徴であり、形は様々あれど必ずデザインされていた『複眼』。要はおっきな目、なんですが。
それがもう取っ払われてます。
これはもう革命でしたよ!
なんじゃこの仮面ライダーは!!でした。
『昭和ライダー』でいうとアマゾンを初めて見た時の衝撃に似てるような感じですねぇ。
あとこれも仮面ライダーのマスクデザインの特徴であった『触角・角 部分』でありますが、
響鬼のそれはもうほぼマジの角です。
響"鬼"って名前にも表されてるように、響鬼の世界では、人々を襲う魔化魍(まかもう)と呼ばれる要は妖怪みたいやつを倒し人々を守る超人的な力を持つ"鬼"という存在がいました。
この設定からも見た目が『鬼寄り』になってるわけですね。
かっこいい!
今まで新人の俳優さんが主人公に抜擢されそこから俳優として世間に認知されていくーみたいな流れがあったわけなんですが、この『仮面ライダー響鬼』の主人公は当時すでに俳優として世間に広く認知されている細川茂樹さんが抜擢されたことも驚きでした。
【シフト制ライダー】
前述した人々を襲う魔化魍は日本全国に出現し、それと戦う鬼達も全国に存在しています。
「魔化魍からみんな守らなきゃいけないし鬼達も一人で戦ってんの限界あるんじゃない!?そうなんじゃない!?なんかみんなで集まっておいっすした方がいいんじゃない!?」
ってことで、
『鬼とそれをサポートする人々で組織され、人知れず人々を守り続ける団体』
が存在しています。
猛士(たけし)という民間組織です。
各猛士には、
支部長・情報取集とかを担当するデスクワークの人・メカニックや治療担当の人・マネージャー的に鬼を現場でサポートする人・そして姿を変え実際魔化魍と戦う"鬼"たち
などがいます。
猛士は全国に支部が存在し、魔化魍が出現したらその地域を担当する猛士からそこに身を置く鬼が派遣され戦いに赴くという、
コンビニとデリヘルが合体したみたいなシステムを敷いて戦っているわけですね。
でここでタケウチの性感帯をこちょこちょっとしてきた設定が、
『社会に対して猛士という存在が混乱や悪用を招かないために、表向きには
NPO団体 TAKESHI
として活動している』
という設定です。
TAKESHIて。世界の北野じゃねぇんだから。
超人的な力を持って人々を襲う敵と戦う鬼。しかしながら言っても鬼達は人間です。
戦いの中で肉体への負担はかなりのものです。
あと単純に疲れます。
魔化魍って奴らはだいたい大きいんですよ。
もうこんなんですよ。
家を背負って襲ってくるでっけぇクモと戦うわけです。
疲れるでしょ?そりゃ。
もちろん人々を守るために戦ってる鬼達はなんの見返りも求めず戦うまさにヒーロー的存在なわけですがさすがに疲れがピークを迎えると
「えぇ…昨日戦った時できた青タンまだ痛ぇのにまた新しい魔化魍出てきたのかよぉ…」
って時もあるでしょうよ。しょうがないですよね。
ということで鬼たちは猛士が管理するシフトの元、敵と戦います。
ライダー史上初の『シフト制ライダー』なのです。
がっつり週5で入る奴もいれば週2で趣味程度にみたいな奴もいるのかなぁ?そうなのかなぁ?
「ごっめーん、ちょっと今週末は魔化魍が結構出てきそうな感じするから、入ってもらっていい?」
「いやー、きびぃっすねぇ…。週末は元々予定入れてたんで、、、ちょっときびぃっすねぇ…」
「今月全然入ってくれないじゃんよー。頼むよー。」
「すんません!来月はがっちり入れるつもりなんで、今回はすいません!」
みたいな会話があったのかなかったのかは知らないですが、
鬼たちが疲弊し、いざという時に行ける鬼がいないなんてことを避けるためにシフト制を敷いて合理的に敵と戦うナイスな正義の味方なのであります。
【ヘイ!エビバデカモン!カモンエビバデー!!』
そんな『見た目は鬼、戦いはシフト制』の響鬼ですが、
『平成仮面ライダー』ではお楽しみの一つとなっている『どんな武器を使って戦うのか?』
というところの話でございます。
響鬼たちは楽器を使って戦います。
「おい!楽器は戦いに使うものじゃない!奏でるものだ!」
という方もいるかとは思いまバッキャロー!!!
響鬼たちは、
奏でて、戦うんだ!!
作中では『音撃』と呼ばれる手法で敵と戦うのです。
いくつか例を挙げますと、
主人公である響鬼が得意とする武器は太鼓です。
ベルトについてる『太鼓の打面だけ』みたいなやつを敵に取り付け、バチのかっこいいやつみたいのを両手にもち、シバき叩くことで敵にとどめを刺します。そりゃもうドンドコドンドコ叩きます。
もちろん和楽器だけじゃありませんよ。
鬼の一人である威吹鬼(いぶき)が使うのはトランペットです。
はいプッププップップーっつって。
ルイアームストロングもきっと
「what a wonderful ONI!!」
ってきっと言いますよ。
和楽器とジャズだけが音楽じゃないぜ!
と登場しますは轟鬼(とどろき)です。
轟鬼が使うのはうちの田村さんも大好きなギターです。
ギターのボディのお尻部分のとんがってるところを敵にぶっ刺し、ギターをかき鳴らします。
こう言われても何のこっちゃわからないと思いますので、こちらを一回ご覧ください。
いやぁ、もはやライダーキックの影も形もありません。
『ライダーキック』ではなく、『ライダー楽器めっちゃ弾く』です。
「蹴れお前!ライダーだったらとぉーってジャンプして思いっきり蹴れお前!置け!その楽器を置けお前!」
1号がもしガチガチ体育会系の先輩だったらそう説教されたことでしょう。
そんな時は1号にこう言ってやりましょう。
音楽って、楽しいよね!
まだまだ響鬼の魅力は他にもありますからね。気になった方はぜひチェックしてみてください!
東映特撮のYouTubeチャンネルで1話と2話が公開されてます。
ということで今回は
「シフト制で戦うミュージシャンライダー 仮面ライダー響鬼」
をお送りしました!
「売れてないバンド界で戦うただのミュージシャン フラチナリズム」
がお送りする渾身の「雑草魂系イベント 売れフェス」
そのSEASON2が10/28より始まります。
俺もあなたの心にベースぶっ刺してかき鳴らすのでぜひお越しください。
次回は、
「そういう『ライダーキック』の言い方もありなのね…-仮面ライダーカブト 編」
をお送りします。
次回もぉ、へーんしんっ!!