【仮面ライダー】新しい歴史の原点にしてベスト。-仮面ライダークウガ編 | フラチナリズムオフィシャルブログ「アメーバさんが僕らをパワードしてくれるなんて夢に決まってる」Powered by Ameba

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タケウチが独断と偏見と浅い知識とインターネット(主にwikipedia)を駆使して大好きな『仮面ライダー』をなんとなくで語るこのシリーズ。

 
前回の『仮面ライダーJ』を終え、いよいよ『平成ライダー』へと進んでいきます。
※仮面ライダーは『昭和ライダー』『平成ライダー』と大きく二分されています。
 
『平成ライダー』の一発目を飾るのはこいつだ!
 
仮面ライダークウガ
です。
 
もうねぇ、思いがいっぱいあります。このクウガに対しては。
見た目、だけではなくストーリーやその他諸々を加味した上では俺の『1番好きな』仮面ライダーです。
 
ー【めっちゃ変わるじゃん!このライダーめっちゃ変わるじゃん!】ー
クウガの外側の部分的な話をしましょう。
 
このクウガ今までの仮面ライダーの歴史を受け継ぎつつ、さらにそれに新しい要素を付け足してるわけでありますが、ストロンガーやRXで見られた『戦闘中に姿を変えながら戦う』という要素がクウガで一気に花開きます。
 
冒頭の写真で見受けられる赤い姿が基本的な姿です。
まず赤になる前の幼虫的なフォームがありますからね、クウガは。

角部分も短かったりして、まさに幼虫って感じですね。
 
赤いやつが基本的なフォームといいましたが、それも含めるとクウガは4つのフォームを使い分けて敵と戦います。
左から、
基本的な『マイティフォーム』
素早さに優れ敵を翻弄しながら戦う『ドラゴンフォーム』
感覚に優れ敵の位置を正確に捉えた遠距離攻撃を得意とする『ペガサスフォーム』
防御力に優れ敵の攻撃を受けながらも突き進みながらの斬撃を得意とする『タイタンフォーム』
です。
 
いや多いな!
って思ったでしょ?
 
さらに、
この4つのフォームをそれぞれパワーアップさせたライジングフォーム
それぞれのフォーム名の前に『ライジング』が付きます。
金色のパーツや装飾がプラスされてますね。
 
そして
このライジングフォームを凌駕する『アメイジングマイティフォーム』

 
そして最終形態である『アルティメットフォーム』

 
ここまでがクウガの本編に登場するフォームです。
この他に後の劇場版の作品や他の仮面ライダー作品の中で登場したフォームが2つあります。
 
多っ!!
 

「クウガです!」「クウガです!」「クウガです!」「クウガです!」……………
「全員合わせてぇ…!」
「クウガですっ!」
 
あーかっこいい。あー全部かっこいい。
 
もちろんこんなに姿が変わるやつはこれまでの仮面ライダーでは史上初です。
この戦いの中でどんどん進化していく感じにやっぱ心奪われましたよね。青年タケウチは。(今までは少年タケウチですがもうクウガの頃は中学生になってオ◯ン◯ンにもオケ毛がこんにちわし始めてます)
 
ー【設定が心震える】ー
今までの仮面ライダーと比べてクウガは「設定が現代に近い」作品でした。
もちろん特撮ヒーローだから現実離れしてるのは当然だしだからこそ面白いんですが、クウガはそこに少し「現実的なこと」を入れることでより作品への引き込み力が強くなっています。
 
例を上げながら詳しく説明していきます。
 
ー敵の得体が知れないー
今までのライダー作品に出てくる敵たちって、
「世界を混乱に陥れるのだー!がーはっはっはっ!」
とか、
「おのれライダー、覚えていろよっ!」
とか、
自分たちの最終目標を声高らかに宣言してくれるし、一定レベル以上の日本語を全員喋ってくれます。
相手としてはやりやすいですね。
なんだったら『仮面ライダーアマゾン』においては敵の
「おのれアマゾン出おったな!」
に対してヒーローであるアマゾンが
「キィェーン!キィェキェーン!」
という叫び声で返すぐらいです。
 
それに対しクウガの中で人間に敵する『グロンギ』という集団は理解できない独自の言語を話します。聞いただけでは理解できません。
そして例えば『1時間以内に10人』とか『走ってる大型トラックの運転手だけを狙って』などの自分たちで勝手に決めたルールに従って人間を襲います。敵とはいえこちらが納得できる大義名分が無いんですね。
この目的も何もわからない得体の知れない奴らが襲ってくるという恐怖感がこの『グロンギ』達にはあったと思います。
 
ー警察とライダーが協力して敵を倒すー
「こんな敵が派手にやっててライダーが戦っててその間警察は何やってんだろな!」
と特撮ヒーローを見る上では何の役にも立たない疑問を持つ方もいると思います。そんなこと気にしてたら特撮ヒーローはまともに見れません。
ただ前述の通りクウガはそこにちょっと『現実味』を足しています。
作中バッキバキに警察が登場します。
なんだったら始めクウガもグロンギと同じく『未確認生命体』として認識され敵として扱われるくらいです。
でもグロンギに対抗できる力を持つのはクウガだけという中、どうするのか!?
ここで重要になってくるのが登場人物の一人である一条薫です。
 
一条は警察官なんですが、グロンギ達が起こす事件を追う中でクウガに変身する能力を身につけた主人公の五代雄介と出会います。
主人公なのにこのタイミングでの登場。
 
最初は、
「お前いうても民間人じゃろがい!こういう事件に民間人を巻き込むわけにいくか!警察に任せとけ!」
と五代に戦うのを辞めさせようとしてた一条ですが、それでも
「みんなの笑顔を守りたい。守るための力を自分は偶然にも得てしまったのだから、それを使わずにただ指を咥えて見てるだけなのは嫌だ!」
という五代の想いを受け、組織としては謎の存在に手を貸すわけにはいかないと渋っていた警察を説得し、クウガが思い切って戦えるようサポートしていくようになります。
 
敵が強くなっていくごとにクウガも新しい力を身につけなんとか敵を倒していくんですが、どんどん敵を倒した時の爆発が大きくなっていくんですね。なのでそれまでは街中で戦えていたものが、だんだんとそうはいかなくなります。たくさんの人を巻き込んでしまうことになりますからね。
そこで警察との連携がものを言ってくるようになります。
パトカーを何台も出動させ敵をひと気のない戦っても安全な場所に誘導。そこにクウガが待ち受けていて敵にトドメを刺す。
みたいなスペシャルコンボも繰り出したりするんですねぇ。
 
こんな感じで今までのライダーに少し現実味を足すことでクウガならではの作品の雰囲気を作ってるんですねぇ。
あぁクウガ好き。好き、クウガ。
 
ー【ラストバトルが胸熱過ぎる】ー
ホントこのラストバトルだけは見て!
ライダーに興味がない人でも騙されたと思って見てよーーーーー!!!
 
取り乱しました。
 
クウガのラストバトルはホント胸熱なんですよ。それを語るにはまず主人公の心の葛藤を説明しなくてはなりません。
 
主人公の五代雄介は元々がすごい平和主義者であります。
「みんなを笑顔に」がモットーなくらいで、『殴った時の感触だけはどうにも好きにはなれない」というくらいです。
そんな五代が手に入れて"しまった"クウガの力。
みんなの笑顔を守りたいと強く願う五代はその力をもってしてみんなの笑顔を奪わんとするグロンギに立ち向かっていきます。
しかし、戦いの中で人を守るためとはいえ暴力を振るうことに抵抗を覚え始めます。自分が一番嫌いなみんなの笑顔を奪うという行為そのものである暴力を自分も使い続けなくては敵を倒せないという自分の中の矛盾
敵もどんどん強くなっていく中で自分もさらなる力を手にしないと対抗できないという葛藤
 
五代はそんな自分の中の迷いを周りには悟らせまいと自分とも戦いながら、目の前に次々に現れるグロンギとも激闘を繰り返していきます。
 
そんな中現れた最強のグロンギ。ラスボスです。
最強の力を有しながら自分の快楽の向くままに人を襲います。
クウガも全く歯が立たないという危機に晒されます。
 
そこでかつて一度偶然になった時、その力の強大さから理性を失いかけ周りを無作為に巻き込みそうになりもう二度とこの力は使うまいと決めていたアルティメットフォームになることを決意した五代。
強大な力の誘惑に「みんなの笑顔を守りたい」という強い思いが勝ち、理性を保ったままアルティメットフォームになることができます。
 
相対する二つの存在。
 
右がクウガで左がラスボスです。
なんか変だと思いませんか?
色合い的にクウガが悪ラスボスが正義に見えません?
 
ここが味噌なんですよ。
等しく究極の力を持つ二人。ですが『力』というものに対する欲求は全く違います。
力を振るうことに快楽すら覚え本能のまま戦うラスボス。これは視点を変えれば『力』というものに純粋無垢であります。
対するクウガは自分が『力』を持つことへの疑問や矛盾や葛藤を常に抱えながら戦ってきました。
なので『力』に対して純粋無垢な悪であるはずのラスボスが『真っ白』、そして『力』に対して迷いを多く抱えている正義であるはずのクウガが『真っ黒』なんですねぇ。ドラマやん。ドラマが過ぎるやん。胸熱やん。
 
そしてラストバトルですよ。
お互い力を出し切った二人は最後単純な殴り合いをします。
「殴った時の感触だけはどうにも好きになれない」と言ってたあの五代雄介が最後殴り合いをするわけですよ!!!
楽しそうに笑いながら殴るラスボスと悲しそうに泣きながら殴る五代雄介。
 
正義とは!!?力を持つとは!!?うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁx!!!
 
青年タケウチの胸は熱くなるばかりでした。
 
 
 
長くなった!!
個人的な感情が入りすぎて長くなった!!まだあるもん!!クウガに対してはまだ全然あるもん!!
まぁそれが目的だからいいか!!
ここまで読めたあなたとはライダーの話しながら美味しくお酒が飲めることでしょう!いこう!呑みいこう!
 
今回もお付き合いありがとうございました。
 

 


こんなタラタラと仮面ライダーのこと書くやつのライブしてる姿、ぜひ一度ご覧ください。

 

 
 
次回は、
仮面ライダー『であった男』『になろうとする男』『になってしまった男』。-仮面ライダーアギト編
をお送りします!!
次回もぉ、へーんしんっ!!