友達が、アーサー・ビナードさんの講演要旨が載った新聞を届けてくれました。


「権力の言葉、見抜くレンズを」というタイトルで、

権力者やメディアが発する「ことば」を“見抜くレンズ”を持たないといけないと問題提起しています。

例えば、「汚染水」というのは、三字熟語の「天然水」「深層水」と同じ水に問題をずらしていると。

ことの本質は、「水」が問題ではなく、東京電力福島第1原発事故によってプルトニウムはじめ放射性物質が原子炉の外に大量に漏れていることだと述べ、

東電は、放射性物質を処理できずに、水にまぎらして、広い太平洋に流して責任をうやむやにしようとしているとしました。


電力会社やメディアが最近伝える、原発「運転再開」ということばも、要注意だそうです。

(原発)「再稼動反対」と行動やデモが広がるなか、「再稼動」という言葉が使えなくなり、「電車の運転再開」など肯定的な感覚を持たれる「運転再開」を持ち出したと話しました。

今夜、大飯原発3号機が、定期点検のために停まり、15日には4号機も停まります。

15日には、日本で再び稼動している原発がゼロになるので、京都の関電支社前や大津市内でも、集会があるそうです。


さらに戦争「勃発」という言葉にひそむ権力側のウソとペテンにもビナードさんの話がおよびました。

近代の戦争は、突然起こる(勃発)のは、ウソで、「戦争はおこるものでなく、つくられるもの」と。

「平和の反対は、ペテン。巨大なペテンの結果成立する商売が戦争だと思う」と語りました。


以前、生協の委員会で、「日米ガイドライン」の学習をしたことがありました。

「ガイドライン」というと、よく内容がわかりませんが、アメリカの原案は「ウォー・システム」となっていると聞きました(°□°;)。


「原発事故」も、電力会社は「事故」と言わず、「事象」と呼ぶそうです。


太平洋戦争の時には、南方からの「撤退」を「転進」、「全滅」を「玉砕」と言っていたのではなかったでしょうか。


〇賢い人達は、ごまかすための言い変えの天才ですね。


その頭脳とエネルギーを、自分達の金儲けと保身と責任逃れのためでなく、庶民の生活向上のために使ってくれたら、日本はもっと暮らし良い国になるのに、と思います。


そうさせるためには、市民の知恵と意識の向上が必要なのかな?