体罰による高校生の自殺事件が問題になり、教師の厳し過ぎる指導による生徒の自殺も注目されるようになりました。


厳しく叱られたり、撲られたりして、自殺してしまった中学生や高校生も、少なからずいたことがわかってきました。


そして、その「自殺」を学校側が「事故死」として届け出ている事例もありました。

親が抗議しても、なかなか「自殺」と訂正しようとはせず、裁判の結果、やっと認めた「たつの市」の例もあります。


愛知県で、野球部のコーチの体罰と厳しい指導により追い詰められて自殺してしまった少年の場合、学校は指導が原因とは認めず、兄が野球部に入ったが、辞めてしまったのがプレッシャーになった等と嘘まで並べていたそうです。

少年の母親は、兄は野球部など見学に行ったこともないと言っていました。

そこまでするんですね。

世間を騒がせることを嫌い、生徒達が動揺するからと、「沈静化」を図って、事実を隠蔽しようとする学校や教育委員会ばかりのように見受けられます。


桜宮高校の場合も、「バスケット部に体罰がある」という公益通報があった時にきちんと調べて、体質改善していれば、キャプテンは死ななくて済んだと思います。

通報を受けて、調査を依頼したのが教育委員会で、そこがまた当の学校に丸投げで調査させたそうです。

校長も、加害者である教師達だけに聞き取りをして、被害者である生徒には聞かないまま「体罰は無かった」と報告して済ませたため、こんな結果になったと言えます。


何のための通報制度か?細かい数字は忘れましたが、昨年数百件あった通報のうち、実際調査に入ったのは、最終的には2件だけだったとか。

他は当該担当部署が調べたそうで、これでは制度として機能しているとは言えません。


第三者の立場で調査する人を増やすべきだと思います。


桜宮高校のバレー部では、生徒達が受けた体罰をメモしていたとか。

勝つこと、良い成績をおさめることを求め過ぎるあまり、指導者が生徒達に頑張らせ過ぎているのでしょう。


成績によって、進学出来たりすることも圧力になっているようです。


昨日から、連載が始まった「体罰・指導」という新聞記事には、高校のソフトテニス部で、顧問の女性教師から体罰と厳しい指導を受け、頑張っていたけれど、辛くなって、大学に推薦されていたのを辞退したいと申し出たら、推薦枠があるから、後輩のためにと認められず、父親が粘り強く話し合って、テニス部に入部しても練習に行かなくて良いとか、中退しても良いという条件をつけて進学したそうです。

結局、在学中一度も練習には行かず、元気になって、卒業したそうです。


身体だけでなく、「消えろ!」など酷い言葉で傷つけられた生徒もいます。


教育委員会が形だけで、きちんと機能していないからでしょう。

大津市では、就任2年目になった越市長が、市教育委員会の改革を目指すと言っています。

いじめによる自殺を調べる第三者委員会が出来ても、遺族にメンバーの名前を知らせてもらえないところもあるそうで、大津市で、遺族が希望した尾木さん等に依頼した点は評価出来ると思います。

近く提出される報告書を活かして、改革されるそうです。


教育委員も、監査委員も首長が任命するのをやめて、公選制にすれば、少しは公正が保たれるのではないかと思います。


生徒達は、もちろん事件に動揺しますが、大人達が責任逃れや保身のために動き回る姿を見ていると思います。


職場でのセクハラ、パワハラ等も多いのは、日本では、まだ人権意識が低いせいでしょうか?