小椋さんがその内容を解説したもう一曲は、「♪少しは私に愛を下さい」でした。

せつない片想いの歌だとばかり思っていた私は「そうだったんだ~」と思いました。


勤めていた日本勧業銀行からアメリカに留学中だった小椋さんは、第一銀行と合併するということをニュースで聞いて、「え~っ、どうしてそんなことになるんだ!俺は何も聞いてないのに!」と思ったそうです。


当時、日本はまだ終身雇用、年功序列が通用していた企業社会で、愛社精神に溢れたモーレツ社員が「俺がいなきゃ、会社は動かない」という幻想を抱くことが出来た時代でした。
社長でさえ、簡単に変えられるのに。


「社員が会社に対する想いは、永遠の片想いなのよ」と仕事一筋の企業戦士の夫を持つ友達が言っていたのを思い出しました。