京都大学原子炉実験所の小出裕章氏は、ずっと以前から原発の危険性を訴えてこられましたが、今回の事故で注目されるようになり、“ニュース・ステーション”や朝のワイドショー“モーニング・バード”等にも度々出演されるようになりました。


先日は、参議院の委員会に呼ばれ、厳しいコメントをされたそうですが、その前のインタビューで、「国が私の意見を聞いてくれるなんて、これまでは考えられなかった」と言っておられました。


毎日新聞の記事から紹介します。

小出先生は1949年東京生まれ、原子力は未来のエネルギーと信じ、原爆のものすごいエネルギーを平和利用したいと東北大学で学びましたが、女川原発建設反対運動に直面し、「原発は都会では引き受けられない危険なもので、送電線を敷くコストをかけても過疎地に建てる。それに気づいたら、選択肢は一つ。そんなものは許せない」と思い、反原発に転じました。


「原子力の学問の中にいながら、原子力が抱える問題を指摘し続けるのが自分の歩む道」と決断したそうです。

偶然大学院の掲示板で、京大原子炉実験所が助手を募集していることを知り、74年春採用されました。

そこには、反原発を唱える助手が4人もいて、原発関連の訴訟を支援し、後に加わった今中哲二助教と共に「反原発の六人組」と呼ばれました。中国の文化大革命を主導した4人組になぞらえての揶揄で、「反国家的な存在」とも囁かれたとか。