残暑が厳しかった去年の夏の終わり。

朝から出張するオットを、JR駅前まで車で送って行った時のことです。


送るといっても、運転していたのはオットで、駅前で交代し、私が運転して帰って来ることが多いのですが、この日もそうでした。

国道のガードレールに温度計が付いていて、朝からかなり高い温度を表示していました。

「今日も暑そうだね」と遠くまで出かけることを労るつもりで私が言うと、オットは、「なにが暑い!何にもしてないくせに!」と吐き捨てるように言ったのです。

当時私は、まだほとんど専業主婦で、たまに老人ホームの広報作りの取材や校正に行って、少しお礼をもらうくらいでした。

だから、よくオットに「何にもしてない!」と言われ、じゃぁ洗濯して、掃除して、料理作って、片付けてるのは、誰なんじゃ(`ヘ´)、お手伝いさんがしてくれるお金持ちの家でもなし!家政婦さんを頼んだら、アナタのお給料ぜーんぶ出しても足りないんだから!と思って、腹を立てて(`ヘ´)いました。

「お金を貰えない仕事=価値が無い=何もしてない」と考えているようです。

残念なことに、息子もこの考え方に染まっていて、以前「お母さんは働いてないんだから、偉そうなことは言えないよ」なんて言うので、「なにっ!」(`ε´)と腹が立ったことがありました。

お金をもらえる仕事だけが評価される今の世の中を象徴していますね。

結局、たくさん稼げる力を持つ人が評価されることになりますし。

お金は、たくさんあった方がラクかもしれませんが、有り過ぎると、家族や親類間で揉めたり、人が信じられなくなったりしそうです。

お金にはならないのにすること、する人の方が貴重だと私は思うのですが。

よく「何もしてない!」とオットに言われるので、ホントに何もしないでおいてあげようと思いました。

「あ、私って何もしてないのね。じゃぁ、今夜は夕食も出来てないね」と言いました。

「ふん!」とか言って、駅前で車を降りて行きましたが、「何もしてない奥さんは、駅まで送らないから、ここで車を止めて!」と途中で車を降りて、歩いて帰ればよかったのですが、(会社の駐車場まで車を置きに行っていたら、予定の電車に乗り遅れるし)外が暑そうなので、我慢して帰って来ました。

その夜「お迎えは?」とオットから来たメールに「何もしない奥さんは、お迎えになんて行かない」と返事しましたにひひ

プンプンして、タクシーで帰って来たようでした。夕食は、一応簡単な物を作りましたが、途中で食べて帰って来たんだったかな?忘れました。

数日後、「また出張で旅費は後から出るから、お金を〇万円、下ろしておいて」と言われ、「何もしてない奥さんは、銀行も行かない!」と反撃を続けました。

「じゃぁ、カード貸して」と言うので、「やなこった!無駄遣いされるだけだから」と断ると、「じゃぁ、どうすればいいんだ。明日から出張なのに」と。

「『何もしてない』という前言を撤回して、謝罪すれば、銀行に行く」と答えたら、「わかったよ!悪かった!」と投げ捨てるように言って、出勤していきましたV(^-^)V。

ホントに、悪かったと思ってんだか?

その後、私もアルバイトを始めたので、もう「何もしてない!」とは言えなくなりましたね。


夜中にヨッパライを迎えに行ったりもする主婦業に対する感謝の気持ちが足りんのじゃ!