子どもの頃、通信簿は僕にとって意味のないものでした。
小学校時代は5段階の3が5つで2が4つ、または2が5つで3が4つのどちらかしかなく、科目もほぼ同じ。終業式の日に先生から手渡されてはチラッと見て、終わるだけのものだったからです。
両親も変わり映えしない息子の成績にやがて通信簿を見なくなり、僕も高学年では親に渡した記憶がありません。それでも催促もなければ、もともと成績を見て特に褒めることも叱咤激励をすることもない親でした。なので親になった僕も、息子の成績について話したことがありません。成績に縛られることなくノビノビ育ててくれた両親には感謝でいっぱいです。
両親が、祖父母やご先祖様が残してくれた土地と家に、市が査定した数字が表れる日が間もなくです。
それはわが家の通信簿のようなものです。今回の数字はさすがに気になります(笑)。
同時にこれで夢は終わり、現実へと進むのです。
ふんわり静かに・・・。