横浜市の道路拡幅工事によるわが家の解体。60余年を経て今月、実現への大きな一歩を踏み出しました。

 

 21日にまた前進がありました。土地境界を改めて調べたいとのことで、この日不動産屋さんがやって来ました。

 約束の時間にインターホンが鳴り、玄関を開けると開口一番「横浜市の方もいらっしゃってます」と言われました。不動産屋さんがこの日わが家へ行くことを伝えると、職員さんからいっしょに行き写真を撮らせてほしいとの申し入れがあったそうです。僕としては市の担当者と会うのはまだ先のことだと考えていたので、うれしい驚きがありました。

 

 担当係長の男性と女性職員の2人から名刺をもらうと、ますます実感が湧いてきます。これから測量と資料作成に入り、秋以降に価格交渉に入る予定とのこと。「完了予定は?」の僕の質問に「早ければ再来年度末には取り壊し、更地に」と職員さんは答えてくれました。

 山がドドド! と動いた瞬間でしたね。

 

 古くから住む家は借地の上に立っていることが思う以上にあるのが横浜です。わが家も3代続く70年の借地(笑)。買うだけのお金が無いのと、そこまでの触手の動かなかったことが理由でしょうか。いずれ工事が始まる土地という意識も大きかったですね。

 交渉と工事は同じ地主さんから土地を借りているウチと隣三軒両隣さんを同時に進めるようです。ここから先3軒はある意味一蓮托生になります。

 

 不動産屋さんとも庭で立ち話をしました。わが家は市の交渉の順番では最終の区画になったそうですけど、ここに幸運がありました!

 今、不動産はバブルなのだそうです。

 不動産屋さんの話では2018年頃には価格が下がりきり、物件がまったく売れずにこのまま行けば業者の倒産が相次ぐと思われていたのが、ステイホームを強いられたコロナ禍をはさんで都市部で特需が続き、不動産価格が上昇したそうです。

 区内の中古物件が高く売れた! なんていう広告を最近ネットでよく目にしてました。自分には関係ない話と見過ごしていましたけど、言われてみれば納得です。

 

 果報は寝て……。

 慌てるなんとかはもらいが……。

 などと言います。確かに待ちました。その分、あまりにいい話がおまけに付いてきました(笑)

 ラッキー!

 僕はついてます!!

 

 ふんわり静かに・・・。