全て同じ命の営み | ひろみのBOOKブログ

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読書体験は自分へのギフト♡5年後、10年後、30年後の自分へ贈り物をするように読みたい。皆様と本の出会いをお手伝いできたら、嬉しいです♡表紙だけでも頭の片隅に置いておけば、書店で出会った時は、もう初対面ではありません。知ってる本なら手に取りやすい♡


クレヨン王国水色の魔界

福永令三 作
三木由記子 絵

講談社

うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座

もし、ある日突然、魚のように網ですくわれ、捌かれるのを待つ状態になったら
どうしますか?


人間に恨みを持つ魚たちが復讐のため
人間を水色の魔界に誘い込むお話しです。


私は、大人になってから読んだのですが
子どもの頃に読んでたら、トラウマになっていたかもしれません。



今、オクイカオリさんの「発酵ごはん塾」を受講していて、先日第2回目がありました。

その中で、発酵と腐敗の違いの話しがありました。


発酵…菌の働きで食物が変化すること。その変化した状態のものを人間が食べることができる。

腐敗…菌の働きで食物が変化すること。その変化した状態のものを人間が食べることができない。


ザックリ過ぎるけど(笑)こんな感じです。


発酵も腐敗も同じ
菌の働き。

これは衝撃でした!
こんな風に考えたことなかったから。



この話しを聴いて
あぁ、この『水色の魔界』は、そういうことが書いてあるのだと思いました。


最初に読んだ時は、魚が人間に復讐する話し、乱獲はせずに必要な分だけ獲ろうっていう
そういう話しだと思ったんです。


でも、そういう視点の話しじゃなく

もっと大きな、命の営みの話し

大きな魚は小さな魚を食べるし
人間は魚を食べるし
人間が土に還れば養分になって
その養分が海に注がれる

大きな営みの中で、全ての生物は対等

それを伝えようとしているのではないかと思いました。



うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座

葉っぱばっかり茂って蕾がつかない😅


向かいの建物の窓ガラスから夕日が反射して、壁を染めてました。


似てる↓