5月は、母の誕生日がある。


還暦。


0歳に戻る歳。


なので、弟夫婦と還暦祝いを計画して、予定を調整。


少し早いケド、昨日やりました。


60年…スゴいなぁ…。


少し前に、家を建て替えた我が実家。


二世帯住宅になってます。


当然、僕の部屋は、ない。



弟夫婦は、『いらっしゃい』と挨拶する。



僕の家じゃないんだなぁ…と思ってしまう。



でも、たまに泊まりにくると、不思議と落ち着く。


眼に映る風景も、弟の対応も、全く違うのに、何故か落ち着く。



今日、その理由が分かった…気がする。



ここには、父と母がいる。



『お帰り』


と言ってくれる、父と母がいる。



だから、ココは僕の家なんだな、って思える。



家っていうのは、建物じゃないんだなぁ…。



父がいて、母がいて、弟がいて…



そんな当たり前の事が、『家』なんだな、って。


60歳になって、孫が3人いて、滅茶苦茶沢山の教え子がいて…


でも、僕にとっては、母だ。


母にとって、僕はいつまでも子供であるように。


父も母も、僕にとっての『家』を守ってくれている。


いつ帰ってきても、僕が『ただいま』って言えるように。


僕は、碧にとっての『家』を創らなきゃいけない。



碧にとっての『家』は、僕がいて、妻がいる風景なんだ。


僕にとっての『家』が、碧がいて、妻がいる風景であるように。




そんな当たり前な風景に、幸せを感じて、毎日を生きよう。


僕達は、どんな『家』を創れるかな?



いつまで、父さんと母さんに、


『ただいま』


って言えるかな?



いつまで、妻と碧に、


『お帰り』


って言ってあげられるかな?


そんな事を、ゆらゆらと考えてたら、なんだか無償に幸せを感じた。



そうか…



僕も父親なんだな…。



さて、


そろそろ僕にとっての『家』の中に入って、寝るとしよう。



僕と、妻と、碧。



『家族』


なんだな。



…うん。



お休みなさい。


僕の『家』