育児をしていて、カーっとしたときなんか特に気を付けていることがあるのですが、

つい最近そのことで、我が家で子どもとも話をしたので共有させてもらいますねてへぺろ

 




先日の金曜日。
夕飯を食べたあと。
金曜日だしね。スイーツでも買って食べちゃおうか♪
なんて言って、家族でお店に行きました。
 
一人一つずつ、自分のスイーツを選んで、帰ってみんなで食べました。
我が家にとっては特別なことで(笑)
子どもたちもウキウキ。
 
長男は小さいドーナツが何個も入ったもの。

次男はバター入りのどら焼き。
 
次男は「美味しい、最高♪ママ、パパにも分けてあげる♪」と、幸せな気持ちで食べ終わったのですが、

長男は「美味しい!!」とチビチビと食べ、2個食べたところで
「残りは明日のおやつにする♪大切にとっておく!本当は食べたいけど♪」
なんて言いながら、残して置いておいたのです。
 
よく我慢できるね~明日も楽しみだね~♪なんて話していたのですが、
 
スイーツタイムを終えて遊びだした頃・・・
 
 
 
 
 
 
何が起こったと思いますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
 
 そう…
 
目を離している隙に、
三男が、静か~~~~~~~~~~に机に乗り、長男のドーナツとパクパクパクパク・・・。
 
 
それを見つけた瞬間に、
あ・・・・。とみんな固まり、次に視線は長男へ。笑
 
 
長男は一瞬で頭に血がのぼり(笑)
「きょうちゃん!!!!!!ムキーバカバカバカバカ!!!!!」
と言いながら、叩きにいきました。
 
「まてまて。こっちおいで。」と私は長男を呼んでみたものの、止まらない。
食べ物の恨みは怖いですね。(笑)
 
三男は善悪がまだわからないとはいえど、長男がありったけの自制心を働かせて、次の日の楽しみのためにとっておいたドーナツ。
明日にでもまた買ってあげるから、許してあげて。と私は言いたかったのですが、その言葉を言うために膝に乗せることもできず。
 
でも、長男が三男を叩く力は見ていても明らかに加減しているのが伝わるし、
怒りより、嫌な気持ちをわかって欲しい!の気持ちが強いな、と思いながら私は見ていました。
 
おいで、という声かけを聞き入れてくれて、その後私のところに来た長男に
「大丈夫だよ、買ってあげるから。」と私がいうのと同時くらいに
「叩いちゃったから、ダメでしょ。買ってもらえないでしょう。」とパパ。

 

 

そこでまたぶわぁぁぁあああと悲しさ溢れる。笑

 

私やパパの言葉というよりも、まだ弟に自分の気持ちをわからしめていない!!という怒りもあり。

ドーナツを取り上げられ、兄に叩かれ、その兄が母の膝に乗っているのを見て、三男も当然母のもとにくるのですが、

近寄ってきた弟にまた「きょうちゃん、きらいだ!あっちいけ!」などと軽く暴力。

 

その様子を見たパパが

「もうこの残りのドーナツも、食べなくていい!暴力はおかしい!」と、ドーナツを捨てるふりをしました。

 

そこでもう長男の感情がさらに爆発。

 

もうこのままじゃ終わりが見えないので、

別室で母と長男で話し合いタイムにしました。

 

「わかるよ。大事なドーナツだったよね。」

「うん。せっかくとっておいたのに、食べるなんて最低だ!それに、パパだって最低だ!(大泣き)」

「そうだね。大事だったね。嫌だったね。だから叩いちゃったの?」

「そう。だって、きょうちゃん赤ちゃんだから言葉で言ってもわかってくれない!!!」

「そっか。嫌な気持ちわかってほしかったよね。でも、しゅうじがきょうちゃんを叩く姿は、ママもパパも見たくなかった。だから、パパはしゅうじに怒ったんだよ。嫌な気持ちのときには叩いたり暴力するのが良いの?」

「だめだけど。でも、言ってもわからないから!でも、パパはなんでドーナツを捨てたりするの!最っ低!!!」

「それは、しゅうじと同じで、きょうちゃんに暴力しないでって言っても、しゅうじが叩くのをやめられていないのをみて、言葉じゃわからないから捨てるって言ったんじゃないかなぁ。」

「言われたらわかるよ!!!!!!しかも、捨てるなんて最低じゃん。まだ食べられるのに!!!!!」

「そうだね。捨てるのは嫌だったね。しゅうじがきょうちゃんを叩くのもよくなかったし、パパがドーナツを捨てたのもよくないね。でも、二人とも、自分の気持ちをわかってよ!って思ってやったことだったし、言葉じゃ伝わらない!って同じこと思ってたみたいだよ。」

「・・・。」

「しゅうじは、きょうちゃんのこと、思いっきり叩いた?」

「本気じゃないよ、やさしくやった。」

「どうして?」

「だって・・・赤ちゃんだから。」

「そうだよね。それがわかって、ちゃんと自分の嫌な気持ちを抑えられてもいたよね。」

「うん・・・」

 

「人には、二つの脳があるんだって。」

「なぁに?」

「片方の手をグーにして、もう片方の手でそのグーを包んでみて。」

「こう?」

「そう。グーの手は、怒ったり、我慢ができない脳。包んでいる手は、考える脳なんだって。」

「へぇ。」

「しゅうじは、いつもよく考えてるでしょ?ドーナツをたくさん食べたいけど、明日に取っておこう!ってできたのは、考える脳がいっぱい働いてできたこと。」

「うん。我慢できる。」

「で。さっき、きょうちゃんにドーナツを食べられたとき、怒って叩いてしまったときはどうだったと思う?」

「我慢できない脳。」

「そうだね。許せない!!!って、この包んでるパーの脳を突き抜けて、グーの人差し指がパーの隙間から出できちゃってたのかな。」

「そう。」

「でも、思いっきりは叩かなかった。だから、すごい飛び出たんじゃなくて、ちょっとだけ、出てたのかもね。」

「ちょっとだけね。」

「パパやママの脳も、この二つの脳があって、コラー!ってなると、グーの指が飛び出してくるの。だから、さっきは、しゅうじもグーの指が飛び出して、パパも同じだったかもね。」

「そっか。」

「しゅうじが小さいころ、いっぱいいたずらしててね。ママもこらー!!!って怒りたくなることたーーーくさんあったわ。笑 そんなときに、我慢できない脳のグーの指が出て強く言ったら、いつもしゅうじは全っ然ママの言うこときかなくて、パーの手で包んで優しく伝えると、やめてくれたりしてたよ。」

「そうなの!?笑」

「ママ、しゅうじにいっぱい色んなことされたんだから!笑 今のきょうちゃんもそうだけどね。笑」

「たしかに。笑 ママの大事なものとかぐちゃぐちゃにしたりするしね!笑」

「そうそう。でも、そんなときでも、やさしく言うと聞いてくれるときあるんだよ。だから、言ってわからないってことじゃないかも。きょうちゃんの中にも、二つの脳があるから、やさしく言うとパーに包まれた脳でいてくれるけど、カーっと怒ると、きょうちゃんの脳にもグーの指が出てきて、言うこと聞いてくれないのかも。しゅうじも、強く言われなくてもわかるってよく言うよね。」

「うん。そっか。」

「できるだけ、グーは包んでおきたいね!それに、パーの脳は鍛えると、どんどん大きくなって、グーの手を強力に包むんだって!そうしたら、グーがあまり出ない人になれるかも。」

「いいね!!!」

 

 

 

昔読んだことのある本の中から、そんな話を長男として、長男はすっかり落ち着きを取り戻していきました。

冷静だと、わかるんですけどね。

日頃、自分の中のグーの脳がまー、よく飛び出ること。みなさんも出てません?笑

 

でも、私は両手で作るこの脳のイメージを想像すると、ちょっと落ち着くこともあってウシシ

 

わからしめなければ、と思って、ついつい強く言ってしまったり、言葉だけじゃ伝わらないから制裁を加えなければ!なんて思ってしまうけれど、

 

それって、本当に必要なのかな?

その方法が、本当に伝えたいことを伝える最善の方法なのかな?

 

と冷静に「考えて」みると、

無駄なことをして、子どもの脳を傷つけたり、子どもの考える脳、パーの脳を育てるチャンスを逃してしまっていることがあるかもなぁと私は振り返ったりします。

 

あ、でも、失敗したからといって自分を責めたりはせず、失敗したら息子に謝ります。ごめんねって。

そして、こんなことを失敗した、また失敗した、という減点法よりは、

 

今、考える脳で対応できた。今もできた。っていう加点法を採用できるように気を付けています。

 

いつもいつもはできないし、ホルモンのバランスが乱れに乱れて、自分でも制御不能なくらいイライラすることもあって、だれかとめてー!って思うこともあるのだけれど、

 

たぶん、子どもたちは、

あぁ。またママ、怒りモードだな、やだやだ・・・って、上手に対応してくれてたり、怪我をしないように殻に閉じこもって身を守ったりしている気がします。笑

 

 

「ふたつの脳」私的にしっくりきて、今もよく脳裏によぎるので、紹介してみました♡

 

 

 

 

 ちなみに、今朝、私が見ていないすきに三男が台所に入り、ちょっと奮発して買ったお気に入りの塩の袋をひっくり返して、全て床にばら撒いていました…😵


ため息とともにガックリ来て、言葉も出ないでいる私を横目に、


きょーちゃん?だめでしょ?これはママの大事なも〜の。バラバラしちゃだ〜め☺️✨


と優しく諭していた長男でした🤣(笑)