お坊さんの話~其の五~ | 静岡の書家詩人 宗明(そうめい)

お坊さんの話~其の五~

薬師寺のお坊さんの講演会に行った時のお話です。


お坊さんの話~其の五~


昔はお寺に10歳ぐらいで小僧さんに入った。


小学4年生。そのぐらいの年齢だと先輩の色に染まる。


だけど今は違う。ほとんどのお坊さんは大学、大学院出。


自我教育である。自我教育ってゆうのは何かというと、


自己主張


だからしょっちゅう先輩とトラブルを起こす。



80歳を超えて70何年も修行してる先輩に怒られた。


10年前だったら、こう思った。


偉い人はあまり出て来ないでほしい。そうすると人の前で怒られたら心の中で


なんだこのじじい~!普段何もしねえくせに偉そうに!と10年前だったら机をひっくり返して、


そんなら辞めますわ~!と言ってた。


去年も同じパターンだったんですが、お師匠様の言葉が浮かんできた。


「お前みたいな気性の激しい男は人の言葉を聞くと、その言葉だけで聞くからトラブ


ルがおこる」


「バカヤロー!」と言われたら気に入らない言葉だから皆さんは


「なんだコノヤロー!」


となりませんか?


それが普通。


だけどお師匠さんは


「このバカヤロー!」


とゆう言葉はハエか蚊のように、その辺をプンプン飛んでるんと違う。


必ずこの言葉は、この言葉を言った後ろ側に人格がある


その人格を通して、言っている。


言葉だけは気にいらないだろうけど、その人の言った


真意


を良く考えなさい。


「言葉に宿る魂を」


そんなお師匠の言葉を思い出した。


そうすると、この人は80年以上の人生で70年以上の修行とゆうモノサシで測ってる


んだ。


僕は20数年の修行でしかない。


使っているものが違う。


その時ハッキリ思った。


先輩が使っているのは「尺」のモノサシだ。


俺が使ってるのは「センチ」のモノサシだ。


だから同じモノサシを使ってもメモリが違うから答えが違うんだと。


つづく